バイヤーからのお便り

20年後に差が歴然、頭皮ケアと顔の関係

2020年02月21日更新

バイヤーの柳沼です。以前ご紹介した、スカルプクリーンブラシに予想を超える反響を頂いています。私自身もこのブラシを愛用して約半年。多くのお客さまにもご購入頂き、つかい手の声を頂く中で、改めて皆さんにお伝えしたいことが出てきました。

それは、このブラシの仕組みと効果的な使い方、そして、健康な自毛の大切さについて。スカルプクリーンブラシの開発者であり、現役の美容師でもある、オリエンステラのディレクター佐藤さんに詳しく話を聞きました。

炭酸泉なみの効果!シャンプーブラッシングの力

先日、スカルプクリーンブラシを買ってくださったお客さまから、こんな声が届きました。

「洗髪時は本当に効果があるの?と思っていましたが、ドライヤーをかけたら髪がさらさらになってビックリしました。髪の根元もこころなしか立ち上がった気がします」

スカルプクリーンブラシの効果について開発者・佐藤さんと話していた時、興味深い話を聞きました。佐藤さんのサロンで、お客さまにシャンプーブラッシングをしたら、「その方がシャンプー台から起き上がった時点の頭皮を見ると、僕たちは目視で効果が分かる」とおっしゃっていたのです。それが「髪の根元が立ち上がっているから」なのだそう。これは次のような原理です。

毛穴に余分な汚れが詰まる

汚れに押されて毛が傾く

シャンプーブラシで詰まりを取り除く

毛が元のまっすぐ(垂直)な状態になる

全体として髪の根元が立ち上がる

ブラシの長い毛が髪をかき分けて、短い毛が頭皮の毛穴にアプローチ。

ちなみに、多くのヘアサロンには、炭酸泉(炭酸ヘッドスパ)というメニューがありますが、シャンプーブラッシングをすることで、限りなくその施術に近い状態を作ることができそう。炭酸泉の目的は、

1、通常のシャンプーでは落としきれない汚れを取る
2、頭皮の血行をよくする
3、パーマ、カラーの持ちをよくする

の大きく3点。シャンプーブラッシングで実現できるのが1と2。これは今晩のブラッシング、気合入っちゃいますね。

改めて、効果的な使い方をおさらい

スカルプクリーンブラシの1本1本はやわらかく、シャンプーブラッシングの最中も「気持ちいいけど、これ効いてる?」という感覚です。それを佐藤さんに話すと「歯ブラシをイメージして」とのこと。歯ブラシも力を入れず、適切な角度で動かすだけで、口内を掃除できますよね?スカルプクリーンブラシのメカニズムもそれに近いのだそうです。

ここで改めて、スカルプクリーンブラシの効果的な使い方を詳しくご紹介しておきます。

1、入浴前に、スカルプクリーンブラシと髪が乾いた状態でブラッシング
2、お湯で頭を「頭皮まで」まんべんなく濡らし、予洗い(シャンプーをつけずにシャワーをかけながらお湯で頭をざっと洗う)
3、シャンプーをきっちり泡立てて(美容室でのシャンプーをイメージ)、普通に指でシャンプーする
4、泡だった状態のまま、手櫛でオールバックにする、指でブラシの通り道を作っておくイメージ
5、ブラシをしっかり握って、おでこから後頭部に向かい、一方向に何度かブラッシング
6、毛量や長さに応じて、ブラシの先端が当たるのを感じる程度に髪を分けつつサイドや襟足もブラッシング

2の「頭皮まで濡らす」が甘い人、3の「きっちり泡立てて」の泡の状態が良くない人が結構多いそうです。私もこの半年で改めて気をつけるようになりました。

抜ける?傷む?皆さんの疑問に応えます

ここで、皆さんからこれまでに頂いた疑問や質問にお応えしておきます。

Q シャンプーブラシをするようになったら抜け毛が気になります

A 健康な人なら、一日に120本程度、毛は抜けています
私自身も最初気になったのですが、ブラシについた抜け毛を見ると心配になりますよね?でも、ターンオーバーで毎日120本抜けるうちの、一部が可視化されただけ。本当にブラシが原因の抜け毛の場合は、ひっかかった毛を引っ張ってイタッとなって抜ける場合だけ。無痛の場合は、健康な抜け毛と考えて大丈夫です。

Q 濡れた状態でとかして、髪は傷まないの?

A 毛を絡ませたり、無理に引っ張ったりしない限り、傷みません
濡れた髪をとかすと傷むという心配、髪を濡らしたり、シャンプーをつけた状態でキューティクルが開く(傷みの原因)ことはありません(パーマ液やカラーなどの薬品を使う場合に起きる事象)。ご安心ください。

Q 頭皮ケアで薄毛は改善しますか?

A 多くの場合、女性の薄毛は体質によるところが大きいようです
シャンプーブラッシングだけで薄毛を目に見えて改善することは、難しいのが現状です。ただ、頭皮を適切にケアすることで、進行する/現状維持できる、の差は大きいとのこと。ポイントはバランスの良い食生活と、パーマや白髪染め等の化学薬品の使用を控えること。使用した場合はきちんと残留した薬剤を除去するケアをうけること、の2点。

すべては次に生えてくる美しい髪のために

最後に、佐藤さんからお聞きした印象的な話を一つ。佐藤さんには、もう20年以上担当しているお客さまが複数いらっしゃるそうです。

50歳の人が70歳になる、その20年で頭皮のケアをするのとしないのとでは、驚くほどの差がついて、健康な髪のまま70歳になった方は、お顔の印象が全然違うそう。髪が元気だと、明るくフレッシュでポジティブな印象に。そういう女性を見ると、やはりカツラやつけ毛ではなく、自分の髪で元気に年を重ねて欲しい、美容師はその手助けをしなくては、と思うのだそう。

この話を聞き、20年後といわず、半年後、一年後の自分のために、丁寧なセルフケアを実践していこうと改めて思いました。ちなみに、頭皮の下にある毛が生えてくるまでには、約3か月かかるそうなので、皆さんもまずは90日後の髪を楽しみに、頭皮ケアをしてみてくださいね。

やはり同じブランドのプロダクトということで泡の質感とブラシとの相性を考えると、オリエンステラのシャンプーがおすすめです。

このコラムを書いた人

柳沼 周子

スタイルストア バイヤー

柳沼 周子

大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。

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