◯◯の選び方ガイド

快適に眠るための、寝心地の良いブランケットの選び方

2021年02月26日更新

睡眠時に体を保温し、快適さを保つ「ブランケット」。特に秋冬は活躍の場が多いアイテムです。とはいえ一口にブランケットと言っても、素材や手触り、あたたかさの度合いは商品によって違います。

自分に合わないブランケットを使っていると、寒さや感触が気になって安眠できないことも。毎日の睡眠を効率的にとるためにも、できれば妥協せず、自分にしっくりと馴染む良いものを使いたいところです。

そこで今回はより良いブランケットを選ぶために、特に多いご希望に沿った選び方を3点ご紹介します。あわせて当店でお取り扱いしている、おすすめのブランケットもピックアップしました。寒い時期の睡眠をあたたかく、心地よくしてくれるアイテムを、ぜひチェックしてみてください。

ブランケットの選び方

まず最初に素敵なブランケットを選ぶためのポイントを、3点に絞ってご紹介していきます。

ご希望1:とにかく肌触りが良いものを使いたい

シルクのブランケットなら、肌触りも寝心地も抜群です

掛け布団の下に挟んだり、マットレスの上に敷いたりと、体に直接触れることも多いブランケット。肌触りが良いと、それだけで寝心地がぐっと良くなります。

肌触りを重視して選びたい場合は、注目すべきはやはり素材。特におすすめなのがシルクで、肌に触れる部分に100%使われているものが理想です。

シルクは肌触りの良さもさることながら、吸湿、放湿機能があるおかげで暖かくても熱がこもらず、ずっしり感がなく軽いという魅力もあります。もちろん価格も相応の場合が多いですが、極上の寝心地を体感したい場合はぜひ検討してみてください。

ご希望2:寝室が寒いので、あたたかさを重視したい

保温性の高い素材のもの、編み方に工夫があるものがおすすめです

ブランケットはやはりあたたかさが大切。そこが不十分だと、寒さが気になって安眠できないこともあります。「寝室が寒い」「寝るときは暖房は切りたいので寝具で保温したい」という方には、保温性の高い素材が使われているもの、または編み方に工夫があるものが最適です。

素材に関しては、ウールとカシミヤが特に保温性に優れています。カシミヤは繊維がきめ細やかで、空気を閉じ込めるので、他の天然繊維よりあたたかいのが特徴。ウールはカシミヤよりも繊維が太いですが、その「かさ」に体温を抱え込むので、あたたかい寝心地を楽しめます。

また綿素材のブランケットでも、毛羽の繊維を掻き出して起毛仕上げにする「ニューマイヤー」の毛布など、編み方に工夫がされているものもおすすめです。

ご希望3:家族が多いので数を揃えたい、でもお値段が気になる…

メーカーの特徴や原料の選び方、仕入れ方に着目してみてください

良質な寝具を手に入れようとすると、想像以上に費用がかさみます。ご家族の多い方の場合、「家族全員分を揃えるために、コスパの良いブランケットを見つけたい」と考えている方もいらっしゃいますよね。

質と価格のバランスが良い商品を手に入れたい場合、ぜひメーカーの特徴や、原料の仕入れ方に着目してみてください。例えば天然繊維に特化した毛布専門メーカーであれば、原料の質や買い付け時期を見極める力があるので、質の割に驚くほど安いブランケットを扱っていることもあります。

また商品によっては、「なぜ、この質でこれほどリーズナブルなのか」をきちんと明らかにしているものも。ただ安いものを選ぶだけでなく、その背景もチェックすることで、より満足度が高くお求めやすいブランケットを手に入れやすくなりますよ。

あたたかくて心地よい、おすすめのブランケット

シルクの国産ブランケット

とにかく肌触りが気持ち良い、シルク製のブランケット

とにかく肌触りが良いものが欲しい、快適な寝心地を求めているという方には、こちらのブランケットがおすすめです。毛羽部がシルク100%で、ベッドに入った瞬間に心地よさを実感でき、幸せな気持ちで眠りにつくことができます。

またシルクという素材の長所を、眠るときに実感できるのも嬉しいところ。吸湿、放湿機能があるため、体があたたまっても熱気や汗がじめじめとこもりません。またアクリル毛布のようなずっしり感がないので、「軽いのにあたたかい!」という快適さを味わえます。

こちらは「毛布の街」とも言われる泉大津にある、毛布一筋の工房で作られています。専業ならではの技術、素材選び、そして製法へのこだわりが感じられる一品です。

こだわりの一つがサイズ感。シングル規格サイズですが、最低でも5年間は気持ちよく使えるよう、洗濯で縮む分を考慮したサイズで製造されています。なので使い始めはシングルとは思えない、体を包み込むようなたっぷりサイズに感じられるでしょう。またお客さまのご要望にお応えして、現在ではダブルサイズのお取り扱いもあります。

えらび手のコメント:この毛布をおろした日の夜、私は生まれて始めて、布団にもぐった瞬間「ふわーぁー」と、温泉につかったときのような声が出ました、気持ちよすぎて。毛布の肌触りがいいと、こんなに幸せな気持ちで眠りにつくことができるんだ・・・と改めて実感し、毎晩の睡眠の質がこんなに変わるなら、10年前から使いたかった!と切に思ったほどです。(バイヤー・柳沼周子)

カシミヤとメリノウールのリバーシブルブランケット

カシミヤとウール、いいとこどりのあたたかさ

こちらのリバーシブルブランケットは、その名の通り裏と表で使われている素材が違います。外側の白い部分はメリノウール、肌に当たる茶色い部分はカシミヤ100%。どちらも天然繊維で、それぞれの長所がいかんなく発揮されています。

内側のカシミヤは、なんといっても肌触りの良さとあたたかさが魅力。人の毛髪の細さは75ミクロン、羊毛は23ミクロンと言われている中、カシミヤはなんと15ミクロンです。このきめ細やかな繊維に空気を閉じ込めているので、他の天然繊維よりもあたたかさを感じられます。

外側のメリノウールはカシミヤより繊維がふっくらとしており、「かさ」があります。その中に体温を抱え込み、さらには寝汗をどんどん放湿。この組み合わせのおかげで、「しっかりと温まるのに蒸れない」という極上の寝心地が実現されています。

ブランケットに「あたたかさ」を第一に求めている、という方にはまさにぴったり。カシミヤが使われているぶん少々お値段ははりますが、それでもオールカシミヤでは不可能な価格、肌触り、軽さを得られる、優秀な一枚です。

えらび手のコメント:こちらのブランケットはリバーシブルかつ折り返し仕上げになっていて、肩と首に来る部分の素材がカシミヤです。天然繊維の中でもダントツのあたたかさとなめらかさを誇るカシミヤ。あたたかい空気が逃げやすい首肩周りをカシミヤでカバーし、身体全体はメリノウールで保温+調湿し、朝までぐっすり眠れます。(バイヤー・柳沼周子)

LOOM&SPOOL/FLOOD OF LIGHT コットンニューマイヤー毛布

ふかふかと柔らかくあたたかい、絶妙なグラデーションカラーの毛布

ふわふわのあたたかさに包まれながら、デザインも楽しむことができるのが、こちらの「FLOOD OF LIGHT コットンニューマイヤー毛布」。いわゆるニューマイヤーと呼ばれる毛布で、生地をニットのように編み上げ、さらに両面の毛羽を掻き出して作られています。

空気を含むのであたたかく、さらに織っているものよりもソフトな質感。もふもふとした柔らかい肌触りも楽しめます。またあたたかいですが、肌に触れる部分が綿100%で、吸湿性と通気性に優れているので、布団の中が蒸れる不快感はありません。

ブランケットとしてのあたたかさ、肌触りの良さだけでなく、デザインも魅力の一つです。無地や花柄の寝具はよく販売されていますが、こちらのような絶妙なニュアンスカラーの、抽象画のような柄はかなりレア。

水彩画、水墨画を思わせるような淡い色合いとグラデーションが印象的で、ベッドにさっとかけておくだけで絵になります。ベッドまわりのものは意外と周辺の雰囲気に影響するものなので、寝室のインテリアにはちょっとこだわりたい、という方にもおすすめですよ。

えらび手のコメント:秋冬は、毛布+布団の組み合わせで使うのはもちろん、ニューマイヤーは軽くて布団がつぶれにくいので、布団の上から掛けて保温力を高めるのもおすすめ。また、室温が25度前後の季節の変わり目は、綿毛布1枚で快適に過ごすことができます。3シーズンに渡って重宝する一品です。(バイヤー・中井明香)

シルクブレンドコットンブランケット

シルクとコットンの魅力が詰まった、コスパ抜群の一枚

コットン90%、シルク10%の割合でブレンドされた糸を使った、縁も含めオール天然繊維のブランケットです。コットンの柔らかさとボリューム、シルクのなめらかさと保温性、調湿性という、両素材の良いところがぎゅっと詰まっています。

通常ブランケットと言うと秋冬物というイメージがありますが、コットンの吸湿性、シルクの保湿・保温力のおかげで、オールシーズン通して使える仕上がりです。冬場は就寝時のあたたかい環境づくりに使い、春や秋は寒暖差で体が冷えないように羽織り、夏はエアコンの冷風から体を守る…と、さまざまな使い方ができます。

何より注目したいのが、シルク混にも関わらず、単品は税込み8360円、お得な2枚セットは税込15620円というお手頃価格。これは天然繊維に特化した毛布メーカーだからこその目利き力で、原料の質と買い付け時期を見極めているからこそです。

ブランケットを始めとする各種寝具は、良いものを揃えようと思うと、予想以上に費用がかさんでしまうもの。「家族みんなに快適に眠ってほしい」「眠るときの環境づくりを妥協したくない」という方にぜひおすすめしたい、価格と性能のバランスが取れた商品です。

えらび手のコメント:シルク毛布をはじめ、いろいろなブランドの毛布を実際に愛用していますが、掛けた瞬間にこれはすごいと実感しました。しかもオールシーズン使えて、家で洗えるので手入れが楽。何より、この品質でこのお値段というのが驚きでした。真のコストパフォーマンスが高い商品とはこのことだと唸ってしまった一品です。(バイヤー・中井明香)

まとめ

冬の寒い時期や、時間によって寒暖差が激しい季節には、眠るときのブランケットは欠かせないアイテムです。人によって肌触り、あたたかさ、コストパフォーマンスなどこだわりたいポイントはさまざまですが、今回ご紹介した商品は、どれもそれぞれに大きな魅力のあるものばかり。快適に眠るためのサポート役として、ぜひチェックしてみてくださいね。

文・構成/上野智美

このコラムを書いた人

スタイルストア 編集室

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