バイヤーからのお便り

天然石という芸術品を身に纏う、一点もののネックレス

2021年08月30日更新

香水瓶の形をした天然石のネックレスでお馴染みのブランドAcuteAccent（アキュートアクセント）さんとの特別企画が始まりました。

天然石のネックレスというのは、これまでと同じですが、今回の企画で当店がご用意したのは、完全なる一点もの。
天然石ならではの綺麗な色や模様、そして内包物は、ため息が出るほど美しく、もはやこれは、自然が生み出した芸術品なんだと実感させられます。そんな石をネックレスに仕立てた、とても贅沢な一品は、本日より約1か月間の期間限定販売ですので、お見逃しなく！

ラインナップ決定から完成までのおはなし

今回の一点もの企画ですが、ブランドにお話をさせていただいたのは、今年の春ごろの事。より特別感のある一点ものを販売したいという当店のリクエストに対して、デザイナーの馬目さんから、「ぜひ！」と即答をいただきました。

後日、アトリエでのお打ち合わせの際に、私の目の前に並んでいたのは、机いっぱいに並ぶ、色や形、サイズなどが個性的な天然石たちでした。

「実は、普段は個体差がありすぎてネットショップで販売できないような天然石で、素敵なものはたくさんあるんです。色の美しさとか、神秘的な内包物の入った個性的な天然石は、ずっと眺めていられるほどですよ。」「素敵な企画なので、たくさんの方に見ていただきたいですね。」そんな会話をしながら選びました。

石が決まった後は、香水瓶のキャップとなる部分のデザインを決めます。キャップ部分のデザインは何種類もあるので、どの組み合わせが一番かっこいいかを１つずつ合わせていって決める作業です。

キャップのデザインまで決まったら、あとは仕上げです。石のサイズやバランスを見ながら、チェーンの長さを決める作業に入ります。

上の画像は、左がチェーンの長さが45cm、真ん中が52cm、右が60cmです。チェーンはアジャスター付きで調整はできますが、どういったバランスでつけるとネックレスが映えるのかをチェックしながら、馬目さんが決めていきます。

こういったいくつもの工程を経て完成したのがこちら。個性的な天然石がシンプルな服をちゃんと惹き立ててくれるので、驚きました。

選び抜いた13種類の天然石

ここからは、たくさんの天然石の中から今回選んだ13種類をご紹介します。

まずご紹介するのは、天然石の形に合わせて、10Kの枠を仕立てた特別なもの。
左上が6月の誕生石のムーンストーン、右上が2月の誕生石のアメシスト、左下がピンクの石ロードクロサイトの上にルチルクォーツを重ねたもの、右下がルチルクォーツです。

こちらは、ターコイズとルチルクォーツを重ね合わせて石留めしたもの。ハリのような内包物を含む透明な石の向こうにターコイズを重ねていることで、金色の針が美しく浮かび上がるよう計算されています。

石に合わせて枠を仕立てたオーダーメイド品は、以上5種類です。個性的な形の石にぴたっと沿う10Kの枠と、神秘的な天然石ならではの美しさは、特別感が漂います。

続いてご紹介するのは、当店でもお馴染みの天然石4種類です。
左上は雨の日の空のようなグレーがかった石ロンドンブルートパーズ。右上が青と紫のバイカラーが美しいフローライト。左下が見る角度によって色を変える神秘的な石ラブラドライト。右下が12月の誕生石のラピスラズリです。

こちらは、個性的な天然石4種類です。左上はお馴染みのターコイズですが、母石の形をそのまま生かして研磨しているレアなものです。右上は、シマオニキス。1つの石の中に、結晶の形がわかる部分と縞模様が浮かび上がる部分が混在しています。左下は、アゲートアメシスト。その名の通り、アゲートとアメシストが混在している不思議な石です。右下はモスアゲート。石の中に植物が入っているような見た目をしているので、モス（＝苔）アゲートと呼ばれているそうです。

これらの石は、これまであまり見た事のない色や模様が入っていて、じっと見入ってしまう不思議な魅力があります。私がまだ販売員だった頃、なぜか気になってじっと見てしまう天然石があるとデザイナーさんに話したことがあります。その時に、「それは、その石の持つパワーをあなたが必要としている証拠なのよ」と教えていただいたのを思い出しました。