バイヤーからのお便り

二の腕をすっきり見せる、素材違いの技ありニットを比べてみました

2023年05月23日更新


当店でお取り扱いする夏のニットの代表というと、226 3129 5000(ツツム)の「二の腕が気にならないプルオーバー」があります。昨年の5月に販売をスタートしましたが、素材選びから形にいたるまで、ニットのファクトリーブランドならではの技が効いていると実感できる一品で、たちまち人気商品になりました。

今年はとろみと美シルエットを生む新素材のものと、昨年から継続して販売している和紙素材のものの2種類あります。こちらのコラムでは、この素材違いの2種類のニットプルオーバーのそれぞれの良さをご紹介します。

素材違いの2つのニットの共通点


今年版と昨年版は、形は全く変わりません。袖口が逆V字になっていて、ぽちゃっとした二の腕も、視覚的にすっきりと見えるのが何よりの特徴です。

ニットは無縫製の編み機、ホールガーメントを使用して編み立てているので、縫い代がありません。切り替えのない襟元も、このニットがすっきり見えする要素の一つだと思います。


また、上の画像をよく見ると、凹凸のあるガーター柄が、胸元で斜めに切りかわっているのがわかると思います。この切り替えがある事で、胸元がのっぺりして見えないようにしているのだといいます。

このように、ニット工場ならではの様々なノウハウを使って作られているので、ゆったりとしているのに、すっきり見えするニットが生まれたんですね。

今年版は美しいドレープを生むとろみニット

ペールグレー


まずは、今年販売を開始した新素材の方からご紹介します。糸から厳選しなおし編み立てているこちらの一番の特徴は、とろみがあり、美しいドレープを生み出すところです。

モデル身長165cm9号サイズ ネイビー×ホワイト着用


私が、夏でもニットをおすすめする理由は、カットソーには無いきちんと感が生まれるところ。このニットはまさに、オフィスやお出かけ時など、少しかしこまった格好が求められる場でも着られるきれいめなテイストがいいなと思います。

初期モデルは和紙ならではの肌触りが楽しめる

ネイビー


昨年から販売をしている初期モデルは、素材に和紙を使っているのが特徴です。和紙特有のザラっとした質感なので、汗をかいてもはりつかず、肌離れがいいのを実感すると思います。

また、和紙ならではの軽さも特徴で、重さは170g。今年版と比較すると30gほど軽いです。

ペールグレー


ただ、残念なのは、今年は和紙の糸の生産が中止となり、メーカーさん側の在庫がなくなり次第、販売終了だというところ。初期モデルが気になる方は、お早めにお求めください。


いずれのニットも、ネットに入れていただければ、洗濯機でも洗えますし、洗った後は広げて干すだけという手軽さです。洗濯回数が増える夏の時期は、ニットを敬遠しがち。

セレスト


ですが、お手入れが楽で、きちんと見えするニットとなると、敬遠する理由も無くなり、着てみようかなという気持ちになるのでは?と思います。


2種類のニットは、型が同じなので、見た目で大きな違いがありません。とろみのある女性らしさがあるニットがお好みの方は今年版、さらっとした肌離れの良さがお好みの方は初期モデルをお選びください。

オフィスやお出かけ時など、少しかしこまった格好が求められる場でカットソーを着るのはためらってしまう…。そんな方に選んで欲しい夏のニットは、お手入れの楽さとすっきり見えの2つが揃った、便利なアイテム。お出かけ時についつい手に取ってしまう、そんな一着だと思います。

このコラムを書いた人

楠 美冴登

スタイルストア バイヤー

楠 美冴登

ショッピングユニットでバイヤーをしています。 スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。

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