バイヤーからのお便り

ご飯のとものための器、あなたなら何を入れますか?

2015年07月21日更新

おとものうつわ

これさえあれば、白いご飯が
何杯でも食べられる!
そんな、「最強のご飯のとも」。

自分にとっての、最強ご飯のとも3種を
盛り付けて撮影してみました。
左から、ちりめん山椒、昆布漬梅干し、

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一番右は塩ふき昆布です。

でも今日ご紹介するのは、
「ご飯のとも」ではなく、
それらを入れる器のほうです。
その名も「おともの器」。

急須作りの技術をいかした蓋ものの器

蓋と器はひとつにひとつ

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「おともの器」は、急須作りの技術を
生かして作られています。

急須は、当然ながら、
お茶がもれてはいけないので、
よくしまった土を使い、蓋がぴたっとしまるよう、
ひとつひとつ調整しながら作られます。

蓋と本体は、別々に作られるわけではなく、
すべての工程において、いつもセット。
だから「蓋が割れたから、蓋だけちょうだい」
という要望には、残念ながら応えられないそう。
この器には、この蓋、ひとつにひとつ。

外気が入らない=湿気ない、からいつも美味しい

塩や唐辛子もさらさらのまま

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だからこそ、ぴしっと蓋が閉まり、
中は外気の影響を受けません。

私の好物「塩ふき昆布」は湿気が大敵。
あの塩がベタついてきて、
昆布どうしがくっつき、固まってしまう
悲しさったらありません。

でも「おともの器」なら大丈夫。
塩やふりかけなどを入れておいても、
湿気らず、いつもさらさらの状態です。

ちなみに、蓋の「つまみ」も
大変持ちやすい形状です。

「おともの器」をつくるのは、山口陶器さん。
三重県の北部にある菰野町(こものちょう)
というところにある陶器メーカーです。

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せっかくの急須作りのノウハウと技、
これを何とかほかの物に生かせないか。
「急須の取っ手と注ぎ口を取ったような
 いれ物作ってみて」とオーダーし、
職人さんたちと形にしたおともの器。

山口さんは、この器に何を入れているか
聞いてみたところ、やはり、つくり手だけに
3色セットで使っているそうで、

・梅干
・一味とうがらし
・ふりかけ

とのこと。
ふりかけは「のり玉」ですって。

久しぶりに聞きましたよ、のり玉(笑)!
あのほんのり甘みのある味、
思い出したら急に食べたくなっちゃったな。

かもしか道具店/おともの器
商品ページはこちら

 

このコラムを書いた人

柳沼 周子

スタイルストア バイヤー

柳沼 周子

大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。

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