永遠の定番品

【定番の白シャツ:第5話】白シャツの透け問題を比較し、解決します

2020年03月10日更新

白シャツは定番ものとはいえ、大人の女性にとって、切っても切れないのが「透け」問題です。どんなにいい素材でも、インナーが透けすぎていると、着るのをためらってしまいます。当店でお取り扱いしている白シャツをよく見てみると、この透け問題に関して、よーく考えらえているのがわかります。

透けにくさを謳った白シャツ

素材を厳選する事で、透け問題を解決しているのが、rolca(ロルカ)と当店限定品、そしてDAYS(デイズ)、C.P.KOO(セーペルクー)です。

フレンチリネン素材を使用したrolcaと当店限定品

rolcaと当店限定品の白シャツは同じフレンチリネンの生地を使用しているのですが、この画像がこちら。

透けやすい黒のインナーを着てもこの通り。ほとんど透け感はありません。糸の太さを「番手」という単位で表現しますが(数字が小さいほど厚い)、一般的な夏物の麻シャツは60-80番手。このプルオーバーのフレンチリネンは、40番手なので、透けにくく、安心して着られる適度な厚みがあります。

毎年、数多く出まわるリネン生地。天然素材使いに長けているrolcaは、その中から、麻の加工を得意とする生地屋さんのものを選んだんです。

屋外での画像でもこの通り。このフレンチリネン生地は「白シャツは透けやすい」という先入観を覆してくれます。

ごわつかないコットン生地を使用したDAYS

続いてこちらは、DAYSの白シャツ。コットン生地ですが、ご覧の通り、こちらもほとんど透け感がありません。何種類もの白い生地の中から選んだのは、普通のシャツ素材よりも肉厚なワッシャー生地。

透け感は無いけど、ごわっとするコットン生地が多い中、こちらは滑らかで肌触りも柔らかい。大人の女性の気になるポイントをきっちりと押さえているブランドだからこそ、作ることのできた白シャツなんです。

めずらしい肉厚のカディコットンを使用したC.P.KOO

こちらは、C.P.KOOの白シャツ。素材探しで全国各地を行脚するブランドだからこそ、見つけることができたのが、透けないカディコットン生地です。

オリエンタルな雑貨屋さんで、うす~いカディコットンのワンピースやシャツを手にしたことがある方も多いと思いますが、こちらは同じカディコットンでも、透け感がほぼない肉厚な生地。

インドで手紡ぎ、手織りを原則として作られるこの生地は、独特の風合いや着心地の良さを持つことで知られていますが、手紡ぎの際に生じる糸の不均一さ、手織りの際の糸継ぎ目などが目立ちやすい生地でもあります。なので、生地一反で同じシャツを作っても、販売できるのが10枚の時もあれば、30枚の時もあるんです。

効率重視の大手メーカーはまず手を出さないこの生地。効率よりも素材の持つ特性をきちんと見て、ものづくりを続けるブランドならではの一品です。

透ける白シャツはインナーに工夫を

当店でお取り扱いする白シャツの中で、透け感があるのが、Brocante(ブロカント)とn.o.f.l(ノフル)のものです。どちらのブランドのものも、透け感があるからといってNGにするにはもったいない。そう思わせてくれる要素があるんです。

ボリュームを持たせて透け感をカバーするBrocanteとn.o.f.l

こちらは、Brocanteの定番でもあるグランシャツ。薄手のリネン生地を使用しているので、黒いインナーが透けているのがわかると思います。

屋外の画像でも、この通り。でも、このシャツが2012年の販売開始から今日まで、人気アイテムであり続ける理由が、このゆったりとしたサイズ感なんです。

実はフィット感がある服であればあるほど、インナーの透けは目立つんです。でも、このシャツは、襟もとにたっぷりとギャザーを寄せる事でゆったりとし、体にシャツが張り付かない。透け感がある薄手の生地でも、透け感が気にならないように、デザインがされているんですね。

同じく透け感のある素材だけど、ゆったりとしたシルエットにする事で、透け感を軽減させているのがn.o.f.lの白シャツです。ドルマンスリーブにすることで、身幅にボリュームを持たせているんですね。

透けないインナーの色は?

最後に、これまで数々のたくさんの服を着てきたモデルに、透けないインナーの色をきいてみました。

まず最初に、「白シャツに合わせる際に、意外と透けるのが、実は白と黒。」と言われたのは意外でした。黒いインナーが透けやすいのは想像できますが、たしかに白もこの通り、くっきりとインナーのシルエットが浮かび上がります。

では、モデルは透け対策でどんな色のインナーを着ているのか。それは、トーンの低いベージュでした。

「肌色のインナーは多いけど、ピンクが強いものや、明るい色の肌色のインナーが多いんです。透け感をなるべくなくすには、少しトーンが暗めの肌色がベスト。私は撮影用に、某大手メーカーの肌色のインナーを使っています」との事。

そのおすすめインナーを着用し、透け感のあるBrocanteのシャツを着てもらったところ、この通り、全くインナーの透けが気になりませんでした。

素材選びやシルエット等、透けない為の工夫は、ブランド側がきちんと考えていることがわかります。それに加え、インナーも上手に選ぶことで、自分にぴったりの白シャツを選んで欲しいなと思います。

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このコラムを書いた人

楠 美冴登

スタイルストア バイヤー

楠 美冴登

ショッピングユニットでバイヤーをしています。 スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。

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