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バイヤーからのお便り

開発に3年、履いた瞬間違いが分かるサンダルです

2020年05月14日更新

当店では長らく、つくり手の顔が見えるものづくりに価値を置いてきました。それは、手で作るものであっても、機械で作るものであっても変わりません。

その価値観を変えずに、「ファッション」をセレクトするということになると、どうしても私たちがステキだなーと思うのは「ファクトリーブランド」が多くなります。長年の経験とそれによって培われた技術が、もっともコストパフォーマンスの高い形で、ものづくりに反映される。それがファクトリーブランドだからです。

ちょっとそこまでのお買い物にも、のんびり歩く小一時間の散歩にも、今一番おすすめしたいのが、神戸の靴メーカーのファクトリーブランド「la gomma(ラゴンマ)」のサンダルです。

履いた瞬間、違いが分かる靴

ビーチサンダルに代表されるような、トングタイプのサンダルは、気楽にさっと履けて夏の間活躍する一足です。が、指股に引っ掛けるだけで、アッパーが細い線状(鼻緒)のため安定せず、1時間以上歩くようなシーンでは、ちょっと心配ですよね。

足首ベルトは伸びる、甲のベルトは伸びない、このさじ加減も絶妙

その点、ラゴンマのトングサンダルは長時間歩く場合も安心。というのも、足の甲と足首を「面」でカバーするデザインのため、履いた時、歩く時のフィット感と安定感が全然違うんですね。

足からサンダルが離れることがほぼないため、パカパカせず、膝下に余計な力がかからないので、リラックスした状態で歩くことができます。

開発に3年、試作と試着を重ねて完成しました

そして、ラゴンマのサンダルが素晴らしいのは、かなりの回数の試作と試し履きを繰り返して製品化されているところです。このあたりの力の入れようも、ファクトリーブランドらしいなと思います。

世代も性別も様々なスタッフが一定期間履き(長い人は半年間履き続け、アッパーのフィット具合の変化や、ソールの減り具合などもチェックしたのだとか)、

1、ソールはオリジナルで作る
2、フッドベッドも自社で設計する
3、アッパーは愛知県産の生地、縫製は自社で職人が行う

この組み合わせがベスト、という結論になったそうです。

トングが苦手な人にはこちらの「クロスサンダル」がおすすめ

完成したラゴンマのサンダルは、計算し尽されたアッパーとソールの組み合わせにより、非常にキックバック(かえり)がよくなり、歩きやすく疲れない一足になりました。

ファクトリーブランドだからお手頃価格の真意

ファクトリーブランドには、一般的なブランド品より値段がちょっと安いという印象、皆さんもお持ちだと思います。しかし声を大にして私はお伝えしたい。

ファクトリーブランドの製品には、「ちょっと安い」以上の大きな価値がある

ということを。ラゴンマも開発に3年かけた、というように、「1回作ってぱっと売って終わり」というスタイルとはものづくりの姿勢が全然違います。

工房の社長は試作品を履き続けて4年、オリジナルのソールは今なおへたらないそうです

ラゴンマは、パーツもオリジナルで開発し、アッパーのベルトも自社工場で職人が縫製していますが、一般的なブランドが同じことをしようとすると、価格は1.5~2倍になります。実験を重ねてたどり着いた「質の良い製品」が、工房が持つ技術と経験、設備のおかげで手ごろな価格でつかい手に届く、これが何よりのファクトリーブランドの価値だと思います。まさにお値段以上。

足を入れた瞬間にわかる履き心地の良さ、デザインとコンフォート性と価格のグッドバランス、長時間歩いても疲れにくいということで、リピーターも多いラゴンマのサンダル。


どんな足の方にも合いやすく、服のテイストや年齢も問わず履きやすいため、親子で買われる方も少なくありません。スポーツ+モードな雰囲気で履けるルックスなのに、この安定感と歩きやすさはスゴイ。靴の産地神戸で40年レディスシューズの製造を続けてきた工房の底力を感じます。

このコラムを書いた人

柳沼 周子

スタイルストア バイヤー

柳沼 周子

大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。

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