バイヤーからのお便り

【期間限定販売】カメオという小さな芸術

2021年07月26日更新


みなさんは、カメオと聞くとどんなものが頭に浮かびますか。もしかすると、長い髪の女性の横顔がモチーフになった宝飾品をイメージされる方が多いのではないでしょうか。私もその中の1人でした。ここで、「でした」という言葉を使って過去形にしているのは、私がこれまで持っていたカメオのイメージを覆すデザインのジュエリーと出会ったからです。

天然石のアクセサリーブランド、La mascotte(ラマスコット)のカメオコレクションは、デザイナーとイタリア人のカメオアーティストとの出会いから始まりました。お花や動物等、カメオではあまり見かけない個性的なモチーフ、そして小ぶりなサイズは、工芸品のイメージを持つカメオに新しい風を吹かせる、唯一無二のジュエリーです。すべて一点もののカメオコレクションは、本日より約1か月間の期間限定販売ですので、お見逃しなく!

そもそもカメオとは?


カメオと聞いて、なんとなく頭にイメージは浮かぶものの、なぜそれが高価なのか、どうやって生まれるのか、ご存じない方も多いと思います。まずは、カメオとは何かを説明させてください。

カメオとは、「絵柄が立体的に見えるように、浮き彫りを施したもの。」の事を言います。その歴史は古く、誕生したのは約5~6000年前。数字を聞いてもピンとこないのですが、縄文時代の頃からのものと聞くと、かなり歴史が古いジュエリーだというのがわかりますね。


カメオの素材は、天然石やメノウなどの天然石やシェル(貝殻)、サンゴなど様々です。La mascotteのカメオコレクションでは、サードニクスやコーネリアンといった高貴な色の貝素材を使っています。


原貝をしっかりと乾燥させたうえで大まかにカットし、さらに良い部分を選んで必要な形にカット。その後、彫刻に入ります。使用する貝は2層になっていて、表層の白い部分彫り進め、下層の赤や褐色の地色を出すことで、絵柄を浮かび上がらせているんです。

天然の貝を人の手によって彫ることで生まれるカメオには、全く同じ作品は存在しません。アーティストによって作風も変わるオリジナリティが高い作品なんです。もちろん希少価値も高いので、高価なジュエリーとして、現在でも販売されているアイテムなんですね。

1人のカメオアーティストとの出会い


La mascotteのカメオコレクションは、イタリア人のカメオアーティストに製作をお願いしています。ある日、売り場に並ぶカメオに一目惚れしたデザイナーが、そのお店のオーナーと話し、カメオアーティストを紹介してもらったのがきっかけだったようです。


La mascotteのデザイナーのカワセさんは、そのイタリア人のカメオアーティストを親しみを込めて「マエストロ」と呼んでいます。上の画像はマエストロご本人。とってもダンディーです。ご自分の作品では、シックで伝統的な女性モチーフを手掛ける事が多いマエストロですが、カワセさんの「もっと小ぶりなカメオがあったら」「こんなモチーフのカメオが欲しい」というリクエストにより、これまでご自身の作品では作らない鳥やお花モチーフを彫ってくれているのだといいます。


カワセさんの図案をマエストロが作品にするというお二人の交流は、すでに20年以上も続いていて、フラミンゴやキツツキ、四葉のクローバーを加えた鳥、猫など、カメオとしては相当レアなモチーフをうみだしているのだそう。6000年以上も前に誕生し、そこから今日に至るまで、他の装飾品は時代とともに形を変えてきましたが、カメオだけは大きく形を変える事がないままなんだとか。伝統工芸として定着していたそんなカメオを手掛けるマエストロにとって、面白い発想の日本人デザイナーとの出会いは、新鮮で刺激的だったのかもしれません。

La mascotteならではのデザイン

このコラムの冒頭でも書きましたが、La mascotteのカメオコレクションは、これまでのカメオの印象を大きく覆すようなものでした。今回、期間限定で販売するものを順にご紹介します。


まず、こちらはフラワーモチーフのもの。一番大きなカメオは、四季の中でも秋の花でもあるカラー、コスモス、ダリアがモチーフ。ブローチにもペンダントトップにもなります。そこから時計回りに、椿のピアス、バラのリング、ミニバラのリングが並んでいます。


こちらは、フラワーモチーフの中でも人気のバラのネックレスのトップです。より立体的なので、こちらを作るには貝に厚みが必要です。そのためひとつの貝からたくさん作ることは難しく、中には平たく仕上がるものも。そこで、立体的に彫れたものだけを厳選して販売しているといいます。


一番小さいもので8mmのバラモチーフのカメオがありますが、これだけ小さくても、しっかり薔薇の立体感が見て取れます。


こちらは、シルバーのリング達。左からインコ、コウノトリ、フラミンゴ、キツツキです。


想像以上にカメオとシルバーの相性も良いので驚きました。高貴なイメージになりがちなカメオを普段でも身につけられる程度にカジュアルにしてくれています。


同じ鳥モチーフでも、こちらは小鳥シリーズ。小さな小鳥がくわえているのは、四葉のクローバーです。ネックレス、リング、ピアスをご用意しました。

ブランドが最初にマエストロにオーダーした図案のひとつで、何年もの間、作り続けてもらっているデザインなんだそう。身につけると、このカメオが幸せを運んできてくれそうな気がしますね。


続いてこちらは、猫シリーズ。こんなカメオを見るのは初めてという方も多いのではないでしょうか。これまでいろいろなモチーフを作ってきた中で、ダントツの人気を誇るのがこの猫シリーズ。

愛猫家のマエストロが元々猫モチーフのカメオを彫っていたのもあり、猫はお馴染みのモチーフだった中、カワセさんが、日本人になじみのある毛足の短い猫の図案をオーダーしたのがきっかけだったそう。

猫シリーズは、ネックレスとリングをご用意しました。


無表情に見えるのに、どこかかわいげのある顔をしている猫カメオは、マエストロの猫愛もぎゅっと詰まっている気がします。


「マエストロとの出会いからこれまで、同じデザインを何度もリピートしてお願いしていますが、毎回、その素晴らしい仕上がりに感動しています。マエストロのカメオは、まさに小さな芸術です。」と話していたカワセさん。


カワセさんが言う通り、浮き彫りを施すアーティストの技術力に頼るところの大きいカメオは、アクセサリーよりも高価なジュエリーです。そのたたずまいから、身につけるだけで、ワンランク上に見せてくれるパワーを持った一点もののカメオは、本日から約1ヵ月の期間限定販売です。気になる方はお早めに!!

La mascotteのカメオコレクション一覧はこちらから>>

このコラムを書いた人

楠 美冴登

スタイルストア バイヤー

楠 美冴登

ショッピングユニットでバイヤーをしています。 スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。