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シルクの保湿力で、敏感肌でもちくちくしない毛布

2021年09月26日更新

バイヤーの加藤です。これから季節の変わり目を迎えるにあたり、夏の寝具では肌寒くなる日も多くなってきます。薄いガーゼケットでは心もとない、かといって手持ちの毛布はウール素材でまだ早いかも……と迷っているうちに目に入ったのが、「シルクの国産ブランケット シングルサイズ」です。

毛布ではあまり馴染みのないシルクという素材に興味がわいたのと、長年愛用しているバイヤーが「すごくいいから試してほしい!」と絶賛していたので思い切って使い始めたのですが、敏感肌でもチクチクしない肌触りのよさに、すっかり虜になってしまいまったのでご紹介いたします。

肌にあたる部分はシルク100%で優しい肌触り

届いた毛布は、想像以上に肉厚でふっくらとしていました。ふっくらと起毛した毛羽部分が全てシルクとは、なんて贅沢!と驚きました。そして、肌触りがふわふわで全くちくちくせず、とにかく優しいのです。

私は季節の変わり目に肌が敏感になるようで、夜になると蕁麻疹が出たり、保湿をしても脚がかさついたりするため、寝具によっては肌がちくちくして眠りが浅くなるのが悩みです。でも、こちらを掛けて寝ると不快感ゼロで、安心して眠ることができています。

シルクにはセリシンと呼ばれるたんぱく質が含まれていますが、これは人間のお肌に含まれる成分に極めて近い組成で、保湿機能に優れているそうです。肌荒れやかさつきに優しいのは、シルクの特性のおかげだったんですね。冬の乾燥にも効果がありそうで今から楽しみです。

ちなみに、前もって他のバイヤーから、「もしかしたら最初のうちは毛羽が抜けやすいかも」と言われていましたが、私はそんなに気になりませんでした。ただ、初めのうちはシルク特有の匂いが少しすると感じましたが、1週間ほどで消えました。

心地よい暖かさが続くから眠りを妨げない

しっかりとした厚みがあるので、当然といえば当然なのですが、とても暖かいのも嬉しいです。しかも、夜中に暑くなって知らないうちに蹴とばしてしまうということがなく、心地よい暖かさがずっと続くのが、これまで使っていた毛布との大きな違いでした。肌寒い日だけでなく、ちょっと蒸し暑くてクーラーをつけて寝た日も、こちらにくるまるととても快適に寝ることができました。

私は昨年の寒い時期にシルク素材のレギンスを愛用していたのですが、穿いている間、半身浴をしているような心地よい温かさが持続するのがお気に入りのポイントでした。こちらの毛布もまさに同じで、ずっとお風呂上りのぽかぽかが続くような感じです。

これも、シルクの持つ吸湿・放湿機能のおかげです。天然シルクの吸湿性・保温性は綿の約1.5倍。綿よりも速いスピードで吸収した汗を放出してくれるので蒸れにくく、あたたかくてさらっとした感触がずっと続くんですね。

このおかげで、夜中に寝苦しさを感じることなくぐっすり眠ることができています。

軽くて、静電気が起きにくいから安心してくるまれる

初めてこちらの毛布を手に取ったとき、意外に軽い!と驚きました。一般的な毛布の重さは約3kgと言われています。当店でお取り扱いのあるコットンパイルやウール、アルパカ素材の毛布がだいたい1200~1500gのところ、こちらは約1100g。かなり軽いということがお分かりいただけますでしょうか。

厚みのある毛布は重くて寝苦しさにつながるという方も多いと思います。こちらは夏用のケットを体に掛けているのとあまり変わらない感覚で、ストレスなく眠ることができています。

また、私は冬になると毎年静電気に悩まされるのですが、シルクは元々繊維自体に水分を含んでいるので帯電しにくい素材です。乾燥度合いや、着ている衣類との組み合わせにもよるので、全く静電気が起きないわけではありませんが、シルク同様繊維に水分を含む綿も帯電しにくい素材といわれているので、パジャマの素材などを綿にするなど、気を付ければ安心して眠ることができそうです。

起毛したシルクの贅沢な肌触りは、もっと早くこんな毛布があることを知りたかったと後悔してしまうくらいの気持ちよさです。季節の変わり目から寒い時期まで、きっと大活躍することと思います。

また、同じ生地を使った「シルクの国産敷毛布パット」とあわせて使うと全身が心地良さに包まれるのでおすすめです。

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このコラムを書いた人

加藤 紀子

スタイルストア バイヤー

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。