バイヤーからのお便り

コインもカードも平らに収める、グッドデザインの薄財布

2024年04月01日更新


革小物ブランドsugata(スガタ)は、シンプルなつくりの薄財布が人気のブランドです。硬貨とカードの収納部分を、互いに重なることにないように配置させることで薄さを実現したというこちらは、お財布をここまですっきりさせることができるのかと驚く方も多いと思います。デザインが優れた物や事に贈られるグッドデザイン賞を受賞しているというのも頷ける、そんな一品です。

平らに収めるための工夫

sugataのお財布で当店がピックアップしたのは、2つ折り財布、長財布、キ-ウォレットの3種類です。このお財布たちが薄さを実現する為にこだわったのは、コインとカードの収納場所の配置でした。

収める納まる二つ折り財布


まずは、「収める納まる」と名のついた二つ折り財布からご紹介します。

こちらが二つ折り財布の平面図です。平面図の右上のコイン収納場所の下にカードを入れる仕様になっているのがわかると思います。お財布がかさばる原因となるコインとカードの収納を重ならないように配置させることで、厚みが偏らず、驚くほどにお財布がすっきりとするんです。


コインポケットは、15枚程度であれば、上の画像のように一列に並びます。500円玉がすっぽりと隠れる程度にポケットが浅めになっているので、いくらあるのかが一目瞭然。お買い物の際に、レジ前でコインケースを振りながら、ケースの底の方にある小銭を探すなんて作業も無くなります。


必要最低限の収納量に見えて、実はしっかりとカードが収まります。2つ折りの真ん中に当たる部分に仕切りがないため、見た目以上の枚数が、すっきりとかさばらずに収納できるのがすごいのです。

左側のカード収納スペースには、かさばらないよう一枚のみ収納するのがおすすめ。使用頻度の高い交通カード等を左側に、使用頻度の低いカード類はコインケースの下の部分に入れるなどして、収納場所を分けるのがいいと思います。

工夫の重なり 長財布


続いてご紹介するのは、「工夫の重なり」という名のついた長財布です。

長財布の平面図を見ると、二つ折り財布同様に、コインとカードの収納場所が重ならないように工夫されているのがわかります。また、収納部分の仕切りは、取り外せるようになっています。


中の収納部分と外側のパーツを別々に縫い合せて一つの財布にする事で、側面の革の重なりを減らし、断面をすっきりとさせているんです。


コインケースとカードケースの位置やお財布の収納部分を別パーツにするなど、様々な工夫を重ねることで、機能性と薄さを両立させています。

兼ね備えるキーウォレット


最後にご紹介するのは、「兼ね備える」キーウォレットです。

先にご紹介した2つのお財布同様に、小銭やカードの収納場所を工夫して配置しているのですが、鍵の収納場所も備わっているのが違う所です。


上の画像のように、小銭ケースの下に、鍵を収納できるスペースがあります。


小銭、カード、お札ももちろん収納できるので、キーケースとお財布の2役をこなすアイテムです。


sugataのお財布はどれも、一般的な設計の財布にくらべて、縫製する箇所が少ないのがわかります。牛革の持つ耐久性を活かして、ポケットの中で擦り切れやすい中央の折り曲げ部分には、あらかじめ縫い目を入れない等の工夫がされているんです。シンプルなデザインにも、全てきちんと理由があるのがいいなと思います。

長財布も折り財布も、世の中にはたくさんあふれていますが、ちょっとした工夫やアイデア、デザインで、驚くほどに使いやすく、見た目にも美しいお財布に仕上がるのだと、sugataのお財布に教えてもらった気がします。

女性も男性もお使いいただけるシンプルなデザインなので、大切な方へのギフトとしてもおすすめしたい逸品です。

このコラムを書いた人

楠 美冴登

スタイルストア バイヤー

楠 美冴登

ショッピングユニットでバイヤーをしています。 スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。