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蒸れにくく寝返りしやすい、ガーゼ生地のパジャマ

2021年12月06日更新


快眠のためには、「寝ている間に蒸れず、適温を保てること」、「体を締め付けず、寝返りをしやすい状態にしておくこと」が重要と言われています。だからこそ、蒸れにくい綿ガーゼはパジャマにとても適していますが、一方で一般的には生地に伸縮性がなく寝返りしにくかったり、冬に着るには肌寒く感じる面もあります。

そんな気になる点を解消してくれたのが、 パジャマ専門ブランドKaimin Laboが作る3重ガーゼパジャマ 。オリジナルで開発された「伸縮するガーゼ生地」を使っているので寝返りしやすく、また起毛生地であたたかいので秋冬にぴったりな一着です。

独自の伸縮ガーゼを使っているから、寝返りしやすい


人間は寝ている間に汗をたくさんかくので、とにかく蒸れにくい睡眠環境を整えるのが大事。だからこそスタイルストアでは、化学繊維ではなく調温調湿機能に優れた天然繊維の寝具をお取り扱いしています。

天然素材といってもさまざまな種類があり、その人の睡眠環境や四季によっても左右されるので、何が自分の睡眠環境に合うのか選び取るのはなかなか難しいもの。そんな中、いろいろ使い比べてみて年間を通じて気持ち良く過ごしやすいのは「綿ガーゼ素材」だなと感じています。

綿ガーゼ素材は吸放湿力が高いので蒸れず、肌ざわりが良く洗うほどに柔らかくなっていくので、パジャマにとても向いているんですよね。


ただ、唯一惜しいのは、世の中の綿100%のガーゼ生地は伸縮性がないものがほとんどなので、寝返りをした時に少し突っ張る感じがあるところ。突っ張り感をなくすためには伸縮性が重要ですが、多くの伸縮する生地はゴムや化学繊維を混ぜているんですね。

そんな中、このパジャマが画期的なのは、ガーゼでありながら伸びるところ。ガーゼを一度大きめに織った後に特殊加工で縮めており、引っ張ると広い幅に戻ろうとする力が働くことで伸縮性が生まれているんですね。実際に愛用していますが、寝返りをしても本当に突っ張り感がありません。

一般的にはもうすでに生地メーカーが作ったものを使う場合も多い中、理想的なパジャマ用の生地がないなら一から作ろうという思いは、パジャマ専門ブランドならではの心意気だなと思います。

内側が起毛している3重ガーゼだから、寒い時期もあたたかい


こちらのパジャマはガーゼを3重に重ねており、さらに内側を起毛させているのも特徴です。体温であたたまった空気がガーゼの層にたまりやすく、その保温力はKaimin Labの他のガーゼ生地の約4倍。冬でもあたたかいのが嬉しいところです。

ちなみにこちらの生地は、日本屈指の先染織物の産地 兵庫県北播磨地域で生まれた「播州織」です。糸を先に染めて織り上げる独特な製法で作られているので、生地になってから染めた後染めのものよりも風合いがやわらかく、肌ざわりが良いのがポイント。とにかく快適に眠れるように、ベストを尽くした生地が使われているなと思います。


動きやすさに配慮したデザインや、体型に合わせてぴったりなサイズを選べるように、S~LLの4サイズ展開されているのも嬉しいポイントです。

寒い季節は血流が滞りやすくなるので、それが疲れとして体に表れることも多くなると思います。そんな時期だからこそ、良質な眠りを手助けしてくれるパジャマ選びが大事だなと実感しています。みなさまの睡眠環境をアップデートしてくれる頼もしい一着、ぜひこの機会にご覧ください。

ワンピースタイプもご用意しています。

このコラムを書いた人

中井 明香

スタイルストア バイヤー

中井 明香

いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。