バイヤーからのお便り

すべて1点もの、高知から届く稀少な宝石珊瑚のブローチ

2023年08月11日更新

高知県が珊瑚の世界的な産地であることをご存知でしょうか?19世紀に、当時一粒でも舟一艘の価値があると言われていた、上質な血赤珊瑚が土佐湾沖で採れたことをきっかけに、高知での珊瑚漁が活発になったとされています。明治時代には、本場イタリアからバイヤーが高知へ買い付けに来るようになったそうです。

そんな貴重な珊瑚を、職人の細かな手作業で緻密に彫ったブローチは、夏の装いにもぴったりです。汗の気になる季節にネックレスをするのが気になるという方も、ブローチなら気軽に着けることができますね。

現存する珊瑚を彫ることのできる職人は今やほんの数名だそう。珊瑚そのものの希少性と相まって、同じものを制作しようとしたら、販売価格は約3倍になると言われるほど貴重なブローチです。すべて1点ものとなり、同じものの再入荷はありません。

100年以上の月日をかけて深海で育つ稀少な珊瑚

珊瑚の原木

希少なだけあって、私たちがアクセサリーショップで珊瑚をつかった商品を目にすることはあまりありませんが、実は珊瑚の宝飾品としての歴史はとても古いのだそう。

日本では、聖武天皇の王冠に珊瑚が飾られていたという記述があるそうです。世界的には地中海が珊瑚取引の中心地で、独特の赤い色合いから、お守りとして身に着ける習慣が各国に見られてきました。

高知の珊瑚ブローチ大 ダリアC

今回ご紹介するブローチに使われている珊瑚は、ハワイ諸島の北西、東京から約4,100キロに位置するミッドウェイ産の「深海珊瑚(水深1,000m前後の深海で採れる珊瑚のこと)」。深海なのでかなりの水圧のもとで成長する珊瑚は、1年がかりで直径約0.3ミリしか育たないそうです。つまり宝飾品として加工できるようなレベルに成長するまでには100年以上の年月が必要になります。

ここまで大きくなるには途方もない年月がかかります

気の遠くなるような時間を経て生み出された珊瑚は、時の流れに思いをはせながら身に着ける、そんな楽しみ方をできる成熟した当店のお客様にふさわしいアクセサリーだと思います。

特別に分けて頂いた、昭和中期の美しいブローチ

現在、大・小の計17点のブローチが揃っています。そのうちのいくつかをご紹介します。

高知の珊瑚ブローチ大 紫陽花Bを着用

こちらは紫陽花。ボリュームがあり、シンプルな洋服に合わせるだけで雰囲気が華やかになります。花弁一つ一つが丁寧に彫りこんであり、思わず見入ってしまいます。

高知の珊瑚ブローチ大 薔薇Eを着用

薔薇は大・小ともにもっとも在庫が揃っています。花びらと葉の細かい彫りは息をのむ美しさで、天然の色のグラデーションと薔薇のモチーフの華やかさが楽しめます。

高知の珊瑚ブローチ小 チューリップBを着用

珊瑚の柔らかい色合いは、血色をよく見せてくれて、大人の女性の気になるくすみを払ってくれる効果が期待できます。ブラックやネイビーが多いフォーマルな装いのポイントにもおすすめです。

高知の珊瑚ブローチ小 チューリップB

花びらや葉の繊細な彫りが見事です。色の出方、花の配置など、ひとつひとつ異なるので、自分だけの一つを選ぶことができるのは1点ものならでは。

腕のいい職人さんは、珊瑚の個体差や癖のようなものを読みながら、手加減しながら、花や葉の模様を彫っていきます。穴(自然に形成されるもので本来不良ではありません)が出てくれば、デザインの一部として一体化するように彫る。その調整力と造形力が腕の見せどころなのそうです。

今回、この一点もののブローチを皆さんにご紹介できるのは、高知で長く珊瑚商社として活躍されてきた会社の社長さんが、若い世代にも珊瑚の魅力を知ってほしい、海外に輸出するのではなく、やはり日本人に珊瑚を身に着けてほしいとの思いから、手元に保管していたコレクションの一部を提供してくれたことで実現しました。

量産品のアクセサリーとは異なり、天然の素材を生かしながらひとつずつ丁寧に作られたブローチたちです。是非、世界にひとつだけの色合いや質感をいつくしんでいただけたらと思います。

珊瑚のブローチはこちらから>>

このコラムを書いた人

加藤 紀子

スタイルストア バイヤー

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。

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