バイヤーからのお便り

高品質のカシミヤを、美シルエットに仕立てた極上ニット

2023年11月22日更新

DRESS HERSELF(ドレスハーセルフ)のニットアイテムは、天然繊維の保温性と肌触りの良さ、そして着る人を美しく見せるデザインのすべてを兼ね備えているのが特徴です。これまでも様々な商品をご紹介してきましたが、特にカシミヤのニットは、価格以上の価値がある名品として、支持が高いアイテムなんです。

こちらのカシミヤニット2種も、目の肥えたマダムたちが「5~7万くらいすると思った」と驚く極上の肌触り。ふっくら、ふわふわのニットは、ブランドの商品開発担当者も「これは良い!」とうなるほどのクオリティーの高さだそう。さらに、大人の体型をすっきり見せてくれるデザインの工夫がたくさん詰まっています。確かな品質とデザインの良さを考えると、真にコストパフォーマンスが高い逸品です。

おそろいでコーディネート可能なグローブもあります。スマートフォンの操作など、手袋をはめたまま手先の細かい作業をしやすいよう、親指と人差し指の先端がカットされているのが嬉しいアイテムです。

高品質のカシミヤとは

いわゆるファストファッションのブランドでも安価なカシミヤニットが展開されており、同じカシミヤなら安い方がいいんじゃない?と思われる方も多いと思います。そこで、改めてDRESS HERSELFで使用しているカシミヤについて詳しくお聞きしてみました。

採取する時期と繊維の長さによる違い

お聞きしてびっくりしたことが、「カシミヤは採取時期や繊維の長さによって性質が違う」ということです。そもそもカシミヤは、ウールのように毛を刈り取るのではなく、カシミヤヤギの産毛を梳きとって採取するのだそうです。柔らかい産毛を糸にして編みたてるので、ふわふわの肌触りになるんですね。

そんな柔らかい産毛の中でも、DRESS HERSELFでは、厳しい冬を越した春にとれるもののみを使用しています。この時期にとれる産毛がひときわ細く、軽いためです。その中でも、さらに繊維の細さや長さなどにランクがあり、厳選された上質な毛のみを使用しているのだそうです。ただでさえ希少なカシミヤの中でも、本当に貴重な毛を使っているからこその極上の肌触りなのだと、改めて納得するエピソードでした。

長年の経験による品質管理

また、DRESS HERSELFのカシミヤニットは、原料から製品まで、信頼のおける工場で一貫して生産しているというのも特筆すべきポイントです。長年カシミヤ製品を作り続けているブランドだからこそ、このような生産方法をとることができるんですね。複数の業者を経由しないため、結果的にコストが抑えられるというメリットもあります。

継続的に生産を続けてきた結果、原料の供給が安定し保持できていること、また、生産管理が安定しているため、生産ロスが最小限に抑えられることも、無駄なコストを抑える要因となっています。百貨店などで倍以上の価格で販売されている製品と遜色のないクオリティはこのような企業努力の賜物なんだなと感じました。

ベーシックなのに、体を美しく見せるデザイン

今回ご紹介するのはハイネックとクルーネックという、ニットとしては定番中の定番の形のアイテムです。でも、袖を通すと着心地と見た目両方のことを考え抜いたデザインだということがよくわかります。

ハイネックセーター

こちらのハイネックは、一見タートルかなと思うようなネック部分ですが、これはリブを身頃まで深めに入れているためです。

実はハイネックなので、首元を隠し温めつつも、窮屈さはありません。タートルネックは窮屈で苦手だけれど、首元は冷やしたくない、そんなジレンマを解消してくれるデザインです。

全体的にゆったりとしていますが、コクーンシルエットにすることで着痩せ効果が抜群です。

前をやや短めにして前後差を付けることで、ダボっとしすぎず、バランス良く着こなせるようになっています。実際に撮影した際、パンツと合わせると、脚長効果が抜群なことにびっくりしました。

コンパクトにまとまっているので、ボリュームのあるボトムスとの相性も良く、パンツ、スカートどちらにも合わせやすいのもよいところです。

クルーネックセーター

クルーネックのセーターは、身幅がやや広め、かつ着丈は短めにしているのがポイントです。こうすることで、体が泳ぐのですっきりと見え、また肩回りなども窮屈感がありません。コンパクトなシルエットで、どんなボトムスとも合わせやすくなっています。

着続けるとへたりが気になる首回りは、二重編みにしてしっかりとした仕立てになっているのも嬉しいポイントです。

後ろはセンターにラインを入れることで、すっきり見える工夫がされています。袖口と裾のリブが長めなのも、デザインポイントです。

クルーネックのよいところは、巻物やアウターとのコーディネートがしやすいところです。お手持ちのストールやコートと合わせて冬の装いが簡単に完成します。

カシミヤの柔らかい肌触りにマッチした、優しいカラーも魅力です。オフベージュ、ラベンダー、パープルの3色とも、肌うつりがよく暗くなりがちな冬の装いのアクセントになります。

長くきれいに着るためのポイント

せっかくの極上素材のニットだから、長くきれいな状態で着て頂きたいと思い、お手入れのポイントなどをつくり手にお伺いしました。

「毛が抜けやすい」というお声を頂きましたが、カシミヤはカシミヤヤギの産毛を使ったやわらかな“極細繊維”を撚り合わせています。そのため、ウールなどの他の獣毛素材と比べて、着用時の摩擦などで どうしても毛が抜けやすくなっています。

そのため、摩擦をなるべく避けることが長く着て頂くポイントになります。

・1日着用したら、数日休ませる

・ショルダーバック等の摩擦に注意する

・重ね着の素材にも注意(インナーやジャケットなど特に黒い色は避ける)

日々着て頂く際には、これらに気をつけるとよいそうです。

内モンゴルの厳しい冬を越えたカシミヤヤギの産毛を春に採取して編み上げた、ふっくらとした厚みのあるセーターは、ウールなどの他素材と比べると確かに高価ではあります。でも、様々な装いを楽しんで年を重ねてきた方にこそ分かる、確かなクオリティがあります。この冬を過ごす相棒として、自信をもっておすすめしたいアイテムです。

このコラムを書いた人

加藤 紀子

スタイルストア バイヤー

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。

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