革物作家の園田さんが手掛けるブランド、sonor（ソナー）の数あるラインナップの中で、最もポピュラーなのが、ARAI CORONと名付けられたシリーズです。現在、普段当店でお取り扱いのない、このシリーズの受注会を行っております。

独特な風合い、なかなか見かけないニュアンスのある色味、オリジナルの真鍮パーツ付きと、特別感を感じる要素が詰まったバッグの受注会は9月30日（土）まで。オーダー締め切りまで残り僅かとなりましたので、このコラムでは、デザイン性はもちろん、改めて私個人がいいなと思うポイントをご紹介します。

シンプルな格好を素敵に見せてくれる

ARAI CORONは、トートバッグ型でブランドのラインナップの中でも最も人気のアイテムです。でも、よく見ると持ち手が、一般的なものよりも少し外側についているのがわかります。

その理由は、洗いをかけることでいびつな型になるバッグを実際に持った時に、「持ちやすく、バランス良く、格好良く」なるようにと、持ち手の位置を考えているのだそう。さらには、持ち手の長さや細さなども同様に微調整をしているとの事。

このバッグが、シンプルだけど他にはない空気を放つ理由は、この洗練されたデザインによる、唯一無二の型だからなのかもしれません。

革バッグの印象を覆す軽さ

実は私、ここ数年は出かける際にはリュックしか使っていませんでした。リモートワークになり、数少ない外出の際は、必ずパソコンを持ち歩く事になった際に、これまで使っていた革バッグは、重すぎて一日持ち歩くと肩も腰も痛くぐったり…それが嫌で使えなくなってしまったんです。

でも、sonorのバッグは、豚革なので見た目に反して軽いのがいいところ。初めてバッグを持った時は、想像以上に軽くて、驚きました。

普段、持ち物が多い私が、実際に荷物を入れて持ってみました。今回オーダーを受けているARAI CORONの中で一番大きなサイズのCHUに私物を入れてみたのですが、自宅にある革バッグと比較すると、サイズ自体は大きいのに、重さは約半分だったんです。

バッグの重さによる負担を減らしたい、でもリュックだと洋服とのバランスが悪い、という日がこれまでもあったのですが、sonorのバッグはそのお悩みも解決してくれるのがいいんです。

8/15（火）の受注会のスタートから今日まででオーダーが多く入っているのは、一番サイズの大きいARAI CORON CHUです。私のように、普段から荷物が多い方が、「これならば！」と思ってくださっているのかなと思っております。そんな私も、CHUをぽちっとしました。（笑）

一点一点丁寧に制作していただいたバッグは、11月上旬にみなさんのお手元にお届けできるようにと考えております。sonorのバッグの革には、傷や色のムラなどの個性があります。でも、人間も肌に違いがあるように、豚にだって個性も、季節による変化もあるのは当然なんだと、園田さんは言います。

環境に優しく、できるだけ自然のものを生かしたモノ作りとは、本来こういうこと。それは、sonorが最もこだわっているポイントなんです。自分だけのバッグが届くのを、是非楽しみに待っていただきたいなと思います。

オーダーは、9月30日（土）までですので、気になる方はお早めにオーダーください。

楠 美冴登

ショッピングユニットでバイヤーをしています。
スタイルストアの商品によって、どこかで誰かがちょっとだけ幸せになればいいなと思ってバイイングをしています。それだけが私の大きなこだわりです。