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素材別のメリット・デメリットも解説!まな板の選び方とおすすめ5選

2024年03月27日更新

毎日のお料理に欠かせない「まな板」ですが、納得のいく一枚を見つけるのは意外と難しいもの。食材をカットする際の刃当たりが気になったり、カビや黒ずみなどの衛生面にお悩みの方も多いですよね。まな板は、素材や形、厚みなどによって使い心地やお手入れのしやすさが大きく異なります。今回は、まな板を選ぶときにぜひチェックしておきたいポイントと、スタイルストアで買えるおすすめのまな板5選をご紹介します。

まな板の買い替えタイミングって?

毎日何気なく使っているまな板も、よく見るとキズや汚れが目立ちますよね。まな板にはっきりとした使用期限はありませんが、プラスチック製のまな板は1~2年、木製やゴム製のまな板は5~6年が交換の目安といわれています。使用頻度やお手入れの仕方によってもまな板の寿命は変わってくるので、「洗っても取れないカビや黒ずみが目立つ」「キズが目立つ」「まな板が歪んでいる」といった変化が見られたら、買い替えのタイミングと考えてよいでしょう。

使いやすいまな板の選び方

ひとことでまな板と言っても、素材やサイズ、厚みなど実にバリエーション豊か。使いやすいまな板を選ぶためのポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

まな板の選び方①素材で選ぶ

まな板を購入するとき、まず気になるのは「素材」ではないでしょうか?ここでは、まな板によく使われる「木製」「プラスチック製」「ゴム製」の3つの素材のメリットやデメリットについてご紹介します。

刃当たりのやわらかさはピカイチ「木製」

木製のまな板というと、プロの料理人も愛用しているイメージがありますよね。木製のまな板の特筆すべき点は、適度なやわらかさと弾力があり、刃当たりが非常に良いこと。食材をカットしたときのトントンという心地よい音は、木製のまな板でしか味わえないものです。カット時の衝撃も和らげてくれるので、長時間使っても手が疲れにくいのが魅力。また、包丁の刃も傷みにくく、切れ味の良さが長く続きます。

デメリットは、プラスチックやゴムにくらべてお手入れがやや大変なこと。たわしなどで洗浄してからしっかりと乾燥させないと、カビや黒ずみが発生しやすくなります。漂白剤は使用できないため、熱湯を掛けて除菌をしましょう。ただ、他の素材と違い、キズや汚れが目立ってきたらヤスリやカンナなどで削ってメンテナンスが可能。一枚のまな板を長く愛用したい方には、木製がおすすめですよ。

リーズナブルでお手入れ簡単「プラスチック製」

量販店でもよく見掛けるプラスチック製のまな板は、木製にくらべてリーズナブル。デザインやカラーも豊富なため、キッチンのイメージに合うものを選べます。また、使用後は中性洗剤で洗い、汚れが目立ってきたら漂白剤で除菌をするだけなのでお手入れも簡単。近年は抗菌加工が施された商品も多く、衛生面が気になる方にもおすすめです。

デメリットは、木製にくらべて硬いため、食材を切ったときに「カンカン」という音が気になったり、「ドン」という衝撃を感じやすいこと。包丁の刃も傷みやすく、切り方によっては刃こぼれの原因になります。また、軽いぶんカット中にまな板がズレやすいので、気になる方は滑り止め加工の付いたものを選んだり、まな板の下に濡れ布巾を敷いたりするとよいでしょう。

刃当たりの良さと衛生面を両立「ゴム製」

ゴム製のまな板は、適度なクッション性があり木製に近い刃当たりのやわらかさを感じられます。それでいて、木製よりも乾きが早くキズも付きにくいため、衛生的な状態を保ちやすいのが魅力。漂白剤を使用できる商品も多く、「木製の切り心地の良さ」と「プラスチック製のお手入れのしやすさ」を兼ね備えた素材といえますね。比較的薄手のものが多いですが、ゴムそのものが滑りにくい素材なため、薄手でもズレにくく安定感があります。

ゴム製のまな板は、商品によっては耐熱温度が低いものもあります。熱湯消毒をしたい方は、購入前に耐熱温度を確認しておきましょう。また、ゴムの種類によっては意外と切り心地が硬かったり、逆にやわらかすぎて刃の食い込みが気になったりするので、事前にレビューなどをチェックしておくと良いですね。

まな板の選び方②サイズと形状で選ぶ

まな板の一般的なサイズは、横幅30~35cm、奥行き20~25cm。あまり小さなものを選ぶと、カットした食材がこぼれたりしてストレスを感じやすくなるので、メインで使うまな板はなるべく大きめのものが良いでしょう。小さめのまな板は、朝食で少量のフルーツをカットしたり、薬味を刻んだりするときに便利。用途に合わせて、いくつかのサイズを揃えておくのもおすすめです。

まな板の形状は、大きくわけて「長方形」「丸型」「正方形」の3種類。定番の長方形は、ネギやゴボウといった長さのある食材をスムーズにカットできる、もっとも使い勝手の良い形状です。丸型や正方形は、キッチンの作業台が狭く、長方形のまな板が置きにくいときにおすすめ。また、作業台でまな板をくるっと回転させやすいので、空いているスペースで別の食材を切ったり、包丁の向きを変えずにみじん切りができるといった利点もあります。

まな板の選び方③厚みで選ぶ

サクサクとスムーズに食材をカットしたい方は、素材だけでなくまな板の「厚み」にも着目しましょう。1cm以上の厚みがあるまな板は、安定感があってズレにくいうえに、カット時の衝撃も和らげてくれます。厚ければ厚いほど安定感は増しますが、今度は重くて扱いにくくなってしまうので、1.5cm程度の厚みのものが普段使いにはおすすめですよ。

ただし、特殊なゴムなどで作られたまな板は、厚さ1cmに満たない薄手のものでも、滑りにくくクッション性にも優れています。薄いぶん省スペースで収納できるので、「分厚いまな板はキッチンに置きづらい……」とお悩みの方はぜひチェックしてみてくださいね。

まな板の選び方④その他の機能で選ぶ

少しでも使い勝手の良いまな板を選ぶなら、プラスαの機能にも注目してみましょう。とくに衛生面に気を使う方には、抗菌加工が施された商品がおすすめです。また、食洗機や電子レンジに対応したものを選ぶと、家事の負担が軽くなるでしょう。

そのほか、吊り下げ収納ができるフック穴付き・まな板を自立させられるスタンド付き・カット中のズレを防ぐ滑り止め付き・収納に便利な折り畳み式といった機能を備えたまな板も。実際の使用シーンをイメージして、選んでみてくださいね。

スタイルストアおすすめのまな板5選

ここからは、当店で取り扱っているまな板の中でも、使いやすさに定評のある商品を5つご紹介します。長く使える木製からお手入れの楽ちんなゴム製まで幅広くピックアップしているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

今回は当店の人気アイテムの中から「woodpecker/いちょうのまな板 まる 大と中の間」「TOSARYU/スタンド付まな板 LL 当店限定」「h tag/カッティングマット L」「松田美智子の自在道具/いちょうの木のまな板 大」「RUBBER Rubber(ラバラバ)/カッティングボード L」の5商品を紹介いたします。

woodpecker/いちょうのまな板 まる 大と中の間

削り直してじっくり使える、いちょうの一枚板

素材

いちょう

サイズ

210×38×25mm

厚み

25mm

木製のまな板というと、カビが気になったり、重くて扱いにくいイメージがありますよね。そんな不安を払拭してくれるのが、woodpeckerの「いちょうのまな板」。いちょうの木は適度な油分を含むため、水はけがよく乾きが早いのが特徴。また、他の木にくらべて軽いので、しっかり厚みがあるのに扱いやすさは抜群です。

いちょうは柔らかく弾力性があり、刃当たりが良く切り残しをしにくいのも大きな魅力。プロの料理人にも愛用者の多い、優秀な素材ですよ。さらに、こちらは無塗装の一枚板なので、キズや汚れが目立ってきたら表面の削り直しが可能。一枚の上質なまな板を、メンテナンスしながら末永く愛用したい方におすすめです。

松田美智子の自在道具/いちょうの木のまな板 大

十分な厚みで切り心地抜群!正方形もおすすめ

素材

いちょう

サイズ

360×210×30mm

厚み

30mm

料理研究家の松田美智子先生が開発した「いちょうの木のまな板」は、今お使いのまな板の刃当たりやすべりやすさ、反りにお悩みの方にぜひおすすめしたい一枚。いちょうならではの弾力性の高さで、包丁の刃をやさしく受け止め刃こぼれや切り残しを防いでくれます。腕への負担も軽く、トントンとリズムよく食材をカットできますよ。

しっかりと厚みがあるため、カット中にまな板がズレたり、まな板が反ってガタガタする心配もありません。サイズは大・中・小の3種類。中・小は小回りの利く正方形で、薬味を刻んだり果物をカットするときに便利ですよ。また、写真のように大の上に中や小を重ねれば、野菜くずなどをサッと落としながらスムーズにカットできます。

TOSARYU/スタンド付まな板 LL 当店限定

自立するスタンド付き!衛生的なひのきのまな板

素材

本体/四万十ひのき、スタンド部分/サクラ

サイズ

スタンド込サイズ約400×240×15mm、まな板部分サイズ約390×240×15mm

厚み

15mm

「本格的な木製のまな板を使いたいけれど、収納場所に困る……」という方に最適なのが、TOSARYUの「スタンド付まな板」です。側面にスタンドパーツが付いており、クルっと90度回すだけでしっかりと自立。省スペースで保管できるうえに、市販のまな板スタンドはサイズが合わず倒れてしまう、といったお悩みも解消してくれます。

豊富な油分を含む「高知県の四万十ひのき」を使用しており、水切れも抜群。また、ひのきには天然の防菌・防カビ効果のある「フィトンチッド」が含まれ、より衛生的にお使いいただけます。つかい手の声から生まれた当店限定LLサイズは、一度にたくさんの食材をカットできる頼もしいサイズ感。メインのまな板におすすめです。

RUBBER Rubber(ラバラバ)/カッティングボード L

サッと乾いて清潔!刃当たりも良好なゴム素材

素材

合成ゴム

サイズ

370×245×8mm

厚み

8mm

木製のまな板はお手入れが大変そう、でもプラスチック製のものは切り心地が悪い……そんなお悩みを解決してくれるのが、RUBBER Rubberの「カッティングボード」です。合成ゴム製のため水分をほとんど吸わず、使用後に素早く乾くのが特徴。カビや雑菌が繁殖しにくく、手間を掛けずに衛生的な状態をキープできます。

熱湯消毒や塩素漂白が可能なので、お肉やお魚など雑菌が気になる食材を切った後も安心。また、ゴム製のため刃当たりが柔らかく、包丁の刃こぼれも防いでくれます。プラスチック製のまな板にありがちな滑りやすさもなく、お子さんのお手伝いにもおすすめ。厚さは8mmで片手でも持ちやすく、省スペースで収納できる点も魅力です。

h tag/カッティングマット L

両面使える!収納にも便利な折り畳み式のまな板

素材

ポリプロピレン、エラストマー

サイズ

約400×400×3mm

厚み

3mm

大きなまな板は使いやすいけれど、収納に場所を取るのが難点ですよね。h tagの「カッティングマットL」は、縦40cm×奥行き40cmの大判サイズながらも、半分に折り畳んでコンパクトに収納できる一枚。また、広げて野菜を切ってから折り畳んでお肉を切るなど、外側と内側で使い分けができるので、まな板を何枚も用意せずに済みます。

特殊な3層構造で作られており、厚さ3mmと薄手でありながらもやわらかな刃当たりを実現。抗菌仕様かつ塩素漂白も可能なので、木製のまな板にくらべてお手入れも簡単です。重さは320gで片手でも軽々と持ち上げることができ、カットした食材をお鍋に移すときもストレスフリー。中央が折れ曲がるので、食材をこぼさず運べます。

まな板選びのポイントを押さえて、使いやすい一枚を見つけよう

まな板は、素材やサイズ・厚みなどによって使い心地やお手入れのしやすさが大きく異なります。せっかくなら、毎日のお料理が楽しみになるような、また手間を掛けずに衛生的に使えるようなまな板を選びたいもの。本記事を参考に、「買ってよかった!」と実感できるまな板を見つけてみてくださいね。

文・構成/三上知華

このコラムを書いた人

スタイルストア 編集室

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スタイルストアのお客さまに、日々の暮らしをアップデートするコツや、商品の選び方などのノウハウをご紹介するコラムをお届けしています。

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