みんなの愛用品

蒸れと締め付けにさようなら。夏を快適にするインナー

2024年05月13日更新

こんにちは、バイヤー加藤です。

今年の1月からお取り扱いを開始したブランド「TESHIKI」。もともと、つくり手が「世の中には自分が欲しいインナーがない！」と自分用に作ったアイテムが、まわりの方にも好評でブランドを立ち上げた、という背景があります。

お取り扱いに先駆けて、昨年の夏から私も愛用してきたのですが、あの暑い夏、こちらのインナーがなければどうなっていたか……と思うほど助けられました。私自身の使用感をレポートします。

布帛素材だからこそ可能な、風通しの良さ

TESHIKIの「ブラ」と「パンツ」は、上質なシャツ素材のようなさらりとなめらかなコットン素材を使用しています。今までインナーといえば、体にぴったりフィットする伸縮素材しか見たことがなかったので、最初は驚くとともに「伸びなくて着づらくないかな」と不安になったのも事実。

実際身に着けてみると、細かく寄せられたギャザーのおかげで、見た目のもたつきもなく、また動きにくさは全く感じませんでした。パンツのウエストやももの付け根、ブラのアンダーバスト部分など、ゴムが入っていますが柔らかく、体の動きを妨げないように工夫されているので、締め付けも気になりません。

パンツのクロッチ部分には柔らかいオーガニックコットンを使用しているので、肌当たりが優しくなっています。

伸縮素材とちがって体に張り付かず、肌と生地の間にほどよい隙間があることで、私が実感したのは、「蒸れないことの気持ちよさ」でした。インナーは体に密着しているものだから、蒸れや痒みを感じてもある程度は仕方ない、と思っていた私にとっては目からうろこの解放感。

これまで、夏はブラのアンダーバスト部分や、ショーツのウエストなどが汗をかくことでかゆくなってしまい、蕁麻疹が出やすいということに悩んできました。でも昨年の夏はこちらのインナーを身に着けている日は、かいた汗がインナーと肌の間にいつまでも残らず、痒みが出ませんでした。コットンの放湿性の高さと、肌に張り付かない工夫されたパターンのおかげだと思います。

まるで着ていないような軽さ

もうひとつ、TESHIKIのインナーにしかないと思うのは「軽さ」です。こちらのインナーを着けて初めて、「普通のインナーって意外と重いんだな」という気づきがありました。

一般的なワイヤー入りのフルカップブラの平均重量は150g程度、一方TESHIKIのブラはわずか約35g。締め付けのなさともあいまって、身に着けていないのではと思うくらいの解放感があります。

また、一般的なブラの肩紐の食い込みが以前から気になっていたのですが、こちらはY字ストラップを採用しているので、肩にかかっていた胸の重さが分散されて、肩が凝りにくくなったというのも嬉しいことでした。Y字ストラップはトップスによってはチラ見えしやすいというデメリットもありますが、こちらはストラップ部分も布帛なので、インナー見えせずだらしなく見えないのも良いところです。ストラップは調節ができるので、自分の体に合わせて着ることができます。

ブラ、ショーツセットで約55gほどなので、旅にもおすすめ。ブラはワイヤーが入っていないので、くるくると丸めてコンパクトにまとめることができます。

着用のポイント

あまり見ない布帛素材のインナーということもあって、着用前は色々と気になることがありました。そんな私の経験から、いくつかポイントをお伝えしたいと思います。

サイズ選び

ブラはS～XLの4サイズ展開、パンツはM～XLの3サイズ展開です。ブラは商品ページに細かいサイズチャートを掲載していますので、普段お使いのブラと同じサイズを選んで頂ければOKです。

パンツも基本的には商品ページ記載のサイズ通りとなりますが、伸縮性がないため、サイズで迷われた場合は大きめを選ぶことをおすすめします。私は9号体型ですがヒップは大きめなので、Lサイズを選んで着用しています。

洋服との相性

ギャザーを寄せたデザインなので、特にショーツはパンツを穿いたときに響かない？と気になるかもしれません。ゆとりは確保しつつ、着ぶくれしないようにデザインされているので、基本的にはどんなボトムとも合わせて頂けます。ただ、ぴったりとしたスキニーパンツや、薄手の細めのシルエットのパンツと合わせると少し気になるかなと思います。

また、ブラはストレスフリーな着心地にこだわっているので、補正力があるわけではありません。こちらも、ぴったりとした体のラインが出るトップスとの相性はあまりよくないと思います。ゆったりとしたシャツやブラウス、ワンピースなどと合わせるととても気持ちよく着ることができます。