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シンガポール旅手帖‐第1回 デザイン界のキーマン

2017年01月24日更新

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こんにちは、バイヤーアシスタントの
天野です。

先日、日本の商品を海外の方にご紹介
する展示会のお仕事があり、
シンガポールに出張に行ってきました。

お仕事の合間に、シンガポールを
たっぷりと満喫してきたので、
その模様を、全3回でお届けしたいと
思います。

第1回と第2回では、現地で人気の
セレクトショップオーナーにお話しを
伺いながら、街歩きで見つけた
シンガポールの魅力をお伝えします。
最終回では、ちょっとディープな
おすすめグルメやスポットをご紹介予定。

それでは皆さま、行ってらっしゃいませ!


シンガポールって、どんな国?

日本人にも人気の旅行先、シンガポール。
東南アジアの小国で、マレー半島の
突端にある、1年中暖かい気候の国です。

お馴染みのマーライオンや、屋上プールが
有名なマリーナベイサンズホテル・・・。

なんとなくのイメージはありましたが、
正直、実際に行くまで詳しいことは
あまり知りませんでした。

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現地を訪れて、一番驚いたのは
街のいたるところで様々な言語での
会話が聞こえてくること。

東京23区ほどといわれる面積の中に、
中国、マレー、インドなどさまざまな
人種が暮らす地域が混在しています。

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アラブストリートにはモスクが。礼拝の声が街に響きます。

地下鉄で一駅隣に行くだけで、
別の国に来てしまったかのような
不思議な感覚に。

滞在中は、連日30度を超える
真夏のような日々でしたが、次々に
変わる街並みを見ながら歩くだけで
時間を忘れて楽しむことができたのです。

シンガポールとスタイルストアの関係

実は、シンガポールとは所縁のある
スタイルストア。

スタイルストアでお取り扱いしている
こちらのお皿は、シンガポールの
デザインプロジェクトで作られたもの。

ご縁があり、日本国内では特別に
スタイルストアだけで販売されているのです。

このデザインプロジェクトの中心人物
であるエドウィン・ローさんは、
シンガポールで絶大な人気を誇る
セレクトショップ、「Supermama(スーパーママ)」
のオーナー兼デザイナー。

今回、シンガポールを訪れた際に
お話を伺う機会があったので
ご自身のお店のことや、
シンガポールの文化・人々のことを
あれこれ教えてもらってきました。

シンガポールデザイン界のキーパーソンに会ってきた

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快くインタビューに応えてくれました。

「シンガポールデザイン界のキーパーソン」
と言われるエドウィンさん。
多くの現地メディアが注目し、彼が
声をかけると、すぐに多くのデザイナーが
集まるネットワークを持っています。

そんなエドウィンさんですが、自分のお店を
始めたのはとてもシンプルな理由でした。

「二人目の子供が産まれたことを期に、
子供と過ごす時間をもっと大切に
したい、と考えるようになったのです。」

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お洒落な外観のSupermama Beach Road店

家族との時間を第一に考え、
それまでの工業デザイナーという
忙しい仕事を辞めて、「スーパーママ」を
オープンさせたそうです。

暮らしに合わせて、デザインを変える

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店内にズラリと並ぶ有田焼のお皿は、なんと「スターウォーズ」とのコラボ商品。

エドウィンさんのお店には、日本人の
手仕事を感じられる、洗練された商品が
数多く並んでいます。

抜群のセンスでセレクトされた日本の
製品は、シンガポールでも人気が高い
のだとか。

学生時代にデザイン学校のプログラムの
一環で日本に行ったことをきっかけに、
日本の製品に興味を持ったという
エドウィンさん。

「日本の製品は素晴らしかったけど
それでもシンガポールには馴染まないな
と感じるものもありました。
それは、日本とシンガポールの文化の
違いが原因だと思いました。」

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夜遅くまで賑わうフードコートは、地元民の憩いの場。

例えば、シンガポールの一般的な家庭では
食事は外食が基本。家で料理をしないので、
食器にお金をかける人は少ないのです。

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地元の人々に紛れて、スパイシーな麺をいただく。

そこで思いついたのが「技術力の高い日本の
メーカーに製造をお願いし、シンガポール用に
再デザインをする」ということ。

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お皿に描かれたアイコンで、シンガポールを表現しています。

「ギフトやお土産として買ってもらえる
ようなデザインの食器を考えました。」

有田焼のお皿にシンガポールの特徴的な
アイコンを描き、インテリアとしても
飾れるようにしたのです。

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中央付近には、マーライオンの姿も。

この商品は、日本の伝統的な産業と
シンガポールを結びつけたプロジェクト
としても高く評価され、2013年に
シンガポールの権威あるデザイン賞
「President’s Design Award」を受賞しました。

「シンガポールは、多民族国家。
様々な文化が混在するからこそ、
私たちは多くの人に受け入れられるような
デザインを考えることができるのです。
それがシンガポールの最大の強み
ですね。」

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こんな風に、人々の暮らしに合わせた
考え方ができるのは、この国ならではの
文化的な背景があるからなのだなと納得。

街を歩いていると、最先端なデザインの
高層ビルと昔ながらの街並みが共存して
いて、シンガポールをさらに魅力的に
みせてくれます。

まだまだ続く、シンガポール旅手帖。
シンガポールの魅力をたっぷり伝えます。


シンガポール旅手帖
-第1回 デザイン界のキーマン

-第2回 街歩きで異文化体験

-第3回 ちょっとディープなグルメ&スポット

このコラムを書いた人

天野 愛子

スタイルストア アシスタントバイヤー

天野 愛子

スタイルストアでアシスタントバイヤーをしています。

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