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古に思いをはせて!秋の七草を楽しもう

2018年04月10日更新

秋の七草を知っていますか?

七草は春だけじゃない!?

七草と聞くと、「芹なずな御形(ごぎょう)はこべら仏の座すずなすずしろこれぞ七草」という四辻左大臣が詠んだ春の七草をイメージされる方も多いのではないでしょうか。実は、春だけではなく、秋にも七草があるのです。今回は、秋の七草についてご紹介していきましょう。

秋の七草を詠んだ二首の和歌

万葉集に収録された和歌

そもそも秋の七草の定義が生まれたのは、万葉の時代。7世紀後半から8世紀前半にかけて編集された日本最古の和歌集である『万葉集』に収められた山上憶良(やまのうえのおくら)による2つの和歌が元とされています。その1つが、「秋の野に咲きたる花を指折り(およびをり)かき数ふれば七種(ななくさ)の花」というものです。

七種の花とは何?

『万葉集』には、秋の七草に関する和歌がもう1首あります。それは、「萩の花(はぎのはな)尾花(おばな)葛花(くずばな)撫子の花(なでしこのはな)女郎花(おみなえし)また藤袴(ふじばかま)朝貌(あさがお)の花」という作品です。これらは1537番目と1538番目に収録されています。

朝貌は朝顔のこと?

山上憶良が詠んだ「朝貌」とは、夏に咲く朝顔のことでしょうか?実は「朝貌」とは花の品種ではなく、朝に咲く花という意味の言葉だったそうです。では、いったい何の花なのかという点には諸説ありますが、秋ということから桔梗(ききょう)を指すのではないかというのが定説になっています。

秋の七草は何のために選ばれたの?

日本では、一月七日に春の七草を入れた七草粥を食べることで、その年一年間の無病息災を祈るという風習がありますね。そうした春の七草に比べて、秋の七草にはどういった意味があるのでしょうか。山上憶良が選定した花を見る限り、その美しさを鑑賞し楽しむことが目的だったのではないかといわれています。それでは、それぞれの花についてご紹介していきましょう。

秋の七草の覚え方

五七五のリズムで

それでは、秋の七草はどうやって覚えたらいいのでしょう。これは、上述した春の七草にあやかって、五七五のリズムに当てはめる方法がおすすめです。日本人には、短歌や俳句といった五七調のリズムがしっくりくるので、覚えやすいといわれているためです。

リズムに秋の七草を当てはめてみよう

それでは、上でご紹介した山上憶良の和歌をもとに、五七五のリズムに秋の七草を当てはめてみましょう。「萩(はぎ)桔梗(ききょう)/葛(くず)藤袴(ふじばかま)/女郎花(おみなえし)/尾花(おばな)撫子(なでしこ)」と並べ替えるとすっきり覚えやすくなるのではないでしょうか。

お彼岸にいただくオハギの由来に

草カンムリに秋と書いて「萩(はぎ)」

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それでは秋の七草を、上述した五七五のリズム順にご紹介していきます。1つ目は、萩(はぎ)。秋を代表する花で、お彼岸にいただくオハギは、この萩が命名の由来です。マメ科の落葉低木で、七月から十月にかけて花を咲かせます。赤紫色や白色の花は、蝶のような形をしています。

萩の花言葉は?

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萩の花は1つ1つがとても小さく可憐。花をつけて細くしだれる枝は、風情がありますね。奈良時代には、恋の歌を萩の枝に結んで贈ることもあったそうです。そんな萩の花言葉は、内気・思案・想い・前向きな恋・柔軟な精神。静かでかわいい印象です。

戦国武将の家紋にも

鮮やかな青紫の花が美しい桔梗(ききょう)

続いてご紹介する秋の七草は、桔梗。こちらは、キキョウ科の多年生草本植物です。鮮やかな青紫の花色が特徴的ですね。白い花色もありますよ。形も整っていることから、明智光秀など戦国武将の家紋にも使われています。陰陽師の安倍晴明が使っていた五芒星(ごぼうせい)のことも桔梗印と呼ぶそうです。

桔梗の花言葉は?

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桔梗には、花色によって違います。青紫は、気品。白は、清楚・従順。海外では、変わらぬ愛・優しい温かさといった花言葉があります。楚々とした美しい女性のイメージもある桔梗ですが、根の部分は乾燥させ咳や痰、熱に効く生薬としても利用されています。

食用や薬用に利用される秋の七草

葛の塊根に含まれるデンプンを粉にして

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続いてご紹介する葛(くず)は、葛湯や葛餅、葛切りとして楽しまれてきました。葛の根を乾燥させたものは、葛根(かっこん)と呼ばれ、生薬としても利用されています。葛は、マメ科のつる性多年草。赤紫色の花が穂のような形で咲きます。花言葉は、治療・活力・根気・努力・芯の強さ・恋のため息です。

準絶滅危惧に指定された藤袴

印象的な淡い紫色の花

山上憶良が和歌に詠んだ頃は、日本各地に自生していた藤袴(ふじばかま)ですが、年々その数を減らし、現在では準絶滅危惧に指定されています。キク科の藤袴は、8月から11月にかけて、細い枝の先に淡い紫色の花をつけます。生の状態では無香ですが、乾燥させると桜餅のような香りがするそうです。

藤袴の花言葉は?

野生の姿を見る機会がすっかり減ってしまった藤袴ですが、花言葉には、思いやり・あの日を思い出す・優しい思い出といったものがあるそうです。ほかに、遅延や躊躇という花言葉もあります。

優雅で美しい女郎花

花言葉は美人・約束を守る

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続いてご紹介する秋の七草は、女郎花(おみなえし)。オミナエシ科の多年生植物で、6月から10月にかけて黄色い花を咲かせます。切り花としても楽しめますが、匂いはあまりよくありません。女郎花も敗醤(はいしょう)という生薬になります。

尾花はススキの別名!

日本全国に分布する秋の花

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続いてご紹介する尾花(おばな)は、イネ科のススキのことです。お月見の時には、萩と一緒に尾花を飾りますね。まさに秋を代表する植物と言えるのではないでしょうか。花言葉は、勢力・生命力・活力といった力強いものや、悔いなき青春・心が通じるといったものがあります。

大和撫子の由来となった清楚な花

辛口エッセイストも絶賛!?

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最後にご紹介する秋の七草は、撫子(なでしこ)。大和撫子やなでしこジャパンなど、その美しさからさまざまな言葉が生まれている花です。かの清少納言でさえ、『枕草子』の中で、「草の花はなでしこ、唐のはさらなり やまともめでたし」と称賛しています。

花色で異なる花言葉

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撫子の花言葉は、貞節・純愛。ピンクの花色には、純粋な愛、赤い花色は、燃えるような純愛、花色が白い場合は、器用・才能というように、花の色によって異なる花言葉もあります。

秋の七草におすすめの花瓶は?

KUSAKI/シングルフラワーベース

それでは最後に、スタイルストアで購入できる花瓶の中から、秋の七草におすすめのものをご紹介しましょう。佐賀県の伊万里で作られている「KUSAKI (クサキ)」の「シングルフラワーベース」は、陶器が草木染されています。清楚な秋の七草にぴったりですね。

3RD CERAMICS/手引き フラワーベース

岐阜県多治見で作られている「3RD CERAMICS(サードセラミックス)」の「手引き フラワーベース」は、首のラインが美しいフラワーベース。マットな色味が、秋の七草の花色を活かしてくれそうです。

Doily ベース

こちらは、西海陶器株式会社のオリジナルブランド「essense(エッセンス)」と、やきもの工房・京千のブランド「sen(セン)」による、Doily(ドイリー)シリーズの1つ。「Doily ベース」と名付けられたフラワーベースです。秋の七草は清楚な花が多いので、口のデザインが細いタイプがおすすめです。

ひょっとこ花入れ

最後にご紹介する「ひょっとこ花入れ」は、陶器ではなく真鍮製です。鋳物の街・高岡で作られた手のひらサイズの小さなフラワーベースには、可憐な秋の七草が似合うのではないでしょうか。

秋の七草を楽しもう!

今回は、秋の七草についてご紹介しました。万葉の時代から、身近に咲いていた可憐な花たち。一輪挿しにそっと飾って楽しんでみませんか。

このコラムを書いた人

インテリアをはじめ、雑貨やファッション、アートなど美しいものが大好きです。夫と二人の息子、犬と猫と一緒に暮らしています。

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