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2本目にいかが?小回りがきいて使いやすいペティナイフ

2018年05月25日更新

ペティとはフランス語で「小さい」。つまり、ペティナイフは「小さな包丁」を意味する言葉です。サイズは小ぶりですが、肉や魚、野菜、フルーツなどなんでもカッティングできる優れもの。2本目として購入される方も多い包丁です。今回は、女性に大人気のペティナイフについてまとめてみました。

ペティナイフとは?

牛刀のコンパクト版

ペティナイフは、果物や肉、魚、野菜など、なんでもカッティングできる便利な包丁です。牛刀(西洋版三徳包丁)をコンパクトにしたかたちをしており、刃の長さは90mm から150mm程度となっています。

三徳包丁より小さめサイズ

ペティナイフは牛刀と比較すると小さくみえますが、牛刀自体が和包丁より大きく作られています。

たとえば、「ヨシタ手工業デザイン室」のペティナイフは、全長248mm・刃渡り130mmです。どうでしょう、小さく感じますか?日本人の定番包丁・三徳包丁の平均サイズは165mmほどですから、「少し小さめ」という認識が一番しっくりきます。

その他ナイフとの違い

その他ナイフとの差も見てみましょう。

ペティナイフと比較検討されやすいのは果物ナイフ。果物ナイフは刃先が分厚くなっており、ミニ出刃包丁といった風体をしています。ペティの方が華奢なフォルムです。

チーズ包丁もしかり。刃先が波打っていてがっちりしたものが多くなっています。ペティナイフの方がかわいらしい見た目をしていますよ。

西洋では牛刀より使用頻度高し

西洋の包丁と言えば牛刀ですが、長いものになると210mmにも刃先が及びます。野菜をカッティングしたり、肉や魚を細かくするには持て余し気味。よって、ペティナイフが重宝されています。

大きさを具体的に並べてみると、「牛刀>三徳包丁>ペティナイフ」の順になります。2つ包丁を持つ場合、日本では三徳とペティが、西洋では牛刀とペティがメインで使われているそうです。

ペティナイフの刃について

ステンレスは錆びにくく扱いやすい

お次は刃の形状を見ていきましょう。包丁素材として有名な鋼、ステンレス、セラミックをご紹介します。

ステンレス製は一般家庭で一番利用されている包丁です。包丁の持ち手に差し込まれている金属部分を中子と呼びますが、この部分が錆びないため長く使えます。ステンレス製の刃にはランクがあり、日立金属(株)の「銀1」「銀3」、武生特殊鋼材(株)の「V金10号」などは、プロの料理人にも定評の高いステンレス包丁です。

鋼はプロ仕様で切れ味抜群

プロの料理人が好んで使うのは、鋼(はがね)製の包丁です。お手入れを継続的に行うことで切れ味が持続します。ただし、鋼製の包丁は錆びやすいのがデメリット。また、鋼包丁は柑橘系などの酸が強い食材を切ると刃が黒ずんでしまうので注意が必要です。

セラミックは軽くて錆びない

セラミック製包丁は切れ味がよくて錆びないのが最大の特徴です。金属臭がなく、刃先は白い。とても軽くカジュアルな印象です。しかし、セラミック包丁は欠けやすい点もあり、硬いものをカットするのにはあまり向いていません。研ぎ直す場合は専用のダイヤモンドシャープナーを用います。

ペティナイフの刃先は2種類あり

なお、ペティナイフの刃先は2種類あります。片刃は刃の先端が斜めになっていて左右非対称。果物の皮など薄い食材をカットするのに適しています。両刃の刃は左右対称。まな板の上に食材をのせてカットするのに向いています。

スタイルストアで人気のペティナイフ

1.刃渡り140mm「ゆり」ペティナイフ

最後は、スタイルストアで取扱中のペティナイフについてご紹介しますね。

ゆりは、スタイルストアで人気の包丁シリーズ。女性が女性のために作ったブランドだけあり、デザインや大きさ、お手入れ具合などが乙女心をぐっと掴んできます。ゆりのペティナイフ(税込み6,480円)は、全長250mm、刃渡り140mmと程よい大きさで、刃は三層鋼(ハイカーボンモリブデンバナジウム)仕様です。

お客様のコメントで印象的だったのは「三徳包丁を購入し、とても気に入ったので、ちょっとだけ野菜を切るときは果物の皮をむくときなどにと思ってペティナイフも購入しました。結果、とてもいいです!こちらの方がサイズのせいか良く使っている気がします(30代女性)」との意見でした。

サブではなくメイン包丁にまでなってしまうほど使い勝手が良いと高評価を得ているペティナイフです。

ゆりシリーズの包丁が他メーカーより美しく感じるのは、口金(刃と柄の結合部分)のデザインがすっきりしているから。お手持ちの包丁と見比べてみてください。ゆりシリーズは接合部分が蓋のようになっており、柄に水分が入らないように工夫されています。

また、持ち手部分の素材にも注目です。淡い色の木製は、汚れや腐蝕が心配ですよね。ゆりシリーズの持ち手は積層強化木。薄い木材を何層にも重ねて加熱圧縮させています。木でありながら湿気に強く、高い撥水性を持っています。包丁の柄にはぴったりですね。

2.刃渡り145mm「pomme」ペティナイフ

「pomme(ポム)」の包丁もスタイルストアで人気のシリーズです。刃物の生産地・岐阜県関市にある「志津刃物製作所」と、デザイナーの山本愛子さんのコラボで生まれました。こちらも女性のために作られたブランドシリーズのため、随所にかわいいが散りばめられています。

お客様からのコメントにも「デザインと色、質感が素敵です。持ってみると程よい重みがあります。パンやケーキに使いましたが、切れ味はとても良いです(30代女性)」とあり、おもてなし時にテーブルで使いたくなるペティナイフです。

pommeシリーズでぱっと目を引くのは持ち手部分。まるでナイフの柄のようなかたちをしており、オールステンレスで継ぎ目がありません。カラーも鈍いゴールドというのでしょうか、アンティークのような雰囲気を醸し出しています。ゆりが日本的な雰囲気だとしたら、pommeは西洋的な香りがしますね。

pommeペティナイフ(税込み6,588円)は、全長280mm、刃渡り145mmとゆりペティより若干大きくなっています。しかし、華奢な造りでスマートな印象。お手入れは、中性洗剤をつけたスポンジで洗ったあと、水分を拭き取って乾燥させてください。

3.刃渡り130mm「ヨシタ手工業デザイン室」ペティナイフ

「ヨシタ手工業デザイン室」が志津刃物とコラボしたペティナイフ(税込み9,720円)は、全長は248mm、刃渡りは130mm。「あれ?」と思われた方もいらっしゃいますよね。実は、pommeやゆりのペティナイフより小ぶりです。

とてもスタイリッシュな印象なのは、柳宗理のステンレス鍋デザインなどを手がける吉田守孝氏のデザインだからではないでしょうか。柳宗理好きな方にもおすすめのペティナイフです。

刃部分をアップにした写真です。

YOSHITA DESIGN ×Shizu Hamonoの印字が格好良く、ブレード部分は波打っています。刃の側面は錆に強いステンレスを、刃の中心部分にはハイカーボン モリブデンバナジウム鋼を使用しています。小さくても切れ味は抜群で、果物や野菜の皮むきが楽しくなる一本になりますよ。

持ち手部分は好き嫌いがわかれるかもしれません。pommeと同じ一体型の包丁ですが、中心部が空洞になっています。とはいえ、手にしっくり馴染むのでご安心くださいね。スッスと皮むきしやすいデザインです。

ペティナイフが「本命」になってしまうかも?

ペティナイフは、響きがとってもかわいらしい包丁です。刃渡り長めのものは三徳包丁の代わりに重宝し、刃渡りが短めのものは卓上でカッティングするものに適しています。「どうやって使おうかな」を明確にして、納得のお買い物をしてみてくださいね。

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