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バイヤーからのお便り

麻という天然繊維、その気持ちよさの秘密

2019年01月28日更新

こんにちは、バイヤーの柳沼です。
今日は、私が「天然繊維」の服に
興味を持つようになったきっかけ
についてお伝えしたいと思います。

もともとは、どちらかといえば
素材より、デザイン重視で
身に着けるものを選んできました。

そんな自分のスタンスが変わった
のは、ある人の講演を聞いたことが
きっかけです。

それは、「腸がよろこぶ料理」の
著者たなかれいこさんのお話でした。

夏でも重ね着、その一番下に着ていたもの

たなかれいこさんを知ったのは
先ほどの著書がきっかけです。
本の出版記念お話し会に出向き、
たなかさんから食と身体にまつわる
興味深い話をお伺いしました。

 

天然繊維のone of themだった麻が、たなかさんの話を聞いて急にキラッと光って見えるようになりました

実際にお会いしたたなかさんは、
ほっそりとした体型に、
ベリーショートのヘアスタイル。
少年のような若々しさをたたえた
ステキな女性。

一番驚いたのが、夏なのに彼女が
何枚も重ね着をして、一番上に
ニットを羽織っていたことです。

そして肌に一番近いところに
「麻のキャミソールを着ている」
とおっしゃっていました。

年中、麻が気持ちいい理由

たなかさんは、子供のころの記憶が
ほぼ病院の記憶、というほど、元来
病弱だったそう。

その体質を改善できたのは

1、食を旬の無農薬野菜中心にした
2、体を冷やさないようにした

の2つが理由だとか。

旬の野菜を食べると、自然と体調が整うけれど、今は栽培がコントロールされ過ぎて、旬が分からなくなっているとおっしゃっていました

お会いした当時のたなかさんは64歳。
40代より50代、60代とどんどん
調子が良くなったという彼女が、
肌に直接触れるインナーとして「麻」
を選んでいることが印象的でした。

毎日着る天然素材の服(インナー含む)
として麻がいい理由として

1、通気性がよく、発散性に優れている
2、シルク等より洗濯など扱いが楽

が挙げられます。

たなかさんは、
「旦那のトランクスも麻にしたいぐらい
だけれど、まず売っていない」と
笑っておられました。

透けにくいから安心感がある

そんなことからも、改めて見直した
「麻」という素材。なかでも、
こちらのフレンチリネンはとてもいい
生地だなと実感しています。

着用色ボルドー(モデル身長167cm)

「フレンチ」といいつつも、これは
麻の原産国がフランスなだけで、
織りと加工は日本で行われています。

麻の加工を得意とする生地屋さんの
ものなので、適度なハリとコシがあり、
やわらかく着心地がいい上に、白でも
透けにくい、バランスのいい生地。

糸の太さを「番手」という単位で表現
しますが(数字が小さいほど厚い)、
一般的な夏物の麻シャツは60-80番手。

このプルオーバーのフレンチリネンは、
40番手なので、透けにくく、安心して
着られる適度な厚みがあります。

生地がしっかりしている分、洗濯機で
洗える上に、ノーアイロンでもシワっぽい
感じにならず、そのまま着られる点も
気に入っています。

服の3大劣化といえば

1、毛玉
2、型崩れ
3、変色

ですが、このプルオーバーは、
どれも起きないので、長く着られる
ところも大きな魅力。

麻は、きれいめカジュアルにもよく似合う素材。

ただ、ボルドーやブルーなどの色物は
直射日光で退色しやすいので、
干す際は必ず陰干ししてくださいね。

早く、また麻に袖を通せる季節が
来ないかなーと待ち遠しいところです。

このコラムを書いた人

柳沼 周子

スタイルストア バイヤー

柳沼 周子

大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。

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