バイヤーからのお便り

頭皮を整えるブラシ、つかい手からの6つの疑問に応えます

2021年01月07日更新

こんにちは、バイヤーの畠田です。2020年の当店BEST HIT第3位にもランクインしている、オリエンステラの「スカルプクリーンブラシ」。ご自身が使って気に入って、家族やご友人にプレゼントするという方も多いことから、今回、お得な2本セットが登場しました。

発売をはじめてちょうど1年、つかい手のみなさんからも70件以上の声を寄せていただきました。「もうこれなしでのシャンプーは考えられない!」という声から、中には「毛量が多くてうまく使えない…」という声も。今回は、いただいた疑問や質問について、スカルプクリーンブラシの開発者であり現役の美容師さんでもある、オリエンステラの佐藤さんにお話を聞きました。

―――目次―――

1 普通のヘアブラシとスカルプクリーンブラシ、何が違うの?

2 使った後は髪がふわっと立ち上がる、2つの理由

3 ナイロンだから静電気が気になる!何か対策は?

4 お風呂場に置きっぱなしでも大丈夫?おすすめの保管方法

5 髪が絡まる?シャンプーとの相性はあるの?

6 毛髪が多い方、髪が長い方にぴったりな使い方

―――――――――

質問1 普通のブラシとの違い

「地肌が本当に気持ちいいです。(中略)普通のブラシと同じでは?と、使用している無印のヘアブラシで同じように髪を梳かしてみたら地肌がとてつもなく痛かったです。」(P0nP0c0さん 40代 女性)

Q 地肌マッサージ用ではないブラシとの違いは、どこでうまれるのでしょうか?

A 「頭皮へのあたり方」が全く違います。

多くのブラシは、ブロー仕上げを目的としたスタイリング用のブラシです。これらは毛が固く頭皮には向きません。一方、スカルプクリーンブラシはこれらのブラシと違い1本1本の毛を細く柔らかい弾力にし、段差をつけたことで頭皮への当たりをソフトにしています。髪の毛をスタイリングするという目的よりも、頭皮のケアを重視した目的のブラシであることが大きな違いです。

質問2 ふわふわになる理由

「毎日、シャンプーの時に使っています。地肌がサッパリし、乾かした髪がフワフワとちょうどよい良いボリュームになります。このブラシ無しのシャンプーはもう考えられないかも…」(maki さん 東京都 50代女性)

「使ってびっくり。石鹸シャンプーを使っているためか、汗のためか髪の毛がくたっとなることがしばしばあったのですが(髪の毛の量は比較的多いです)これはふわっと仕上がります。」(walnuss さん  東京都 40代女性)

Q ふわふわになる理由はなぜでしょうか?

A 皮脂汚れと、シリコンを取り除けている証拠です。

ふわふわになる理由は大きく分けて2つです。

1つ目は皮脂汚れです。普段から頭皮の皮脂汚れをブラシでしっかりと取り除くことで、詰まっていた毛穴に自由度が増し寝癖がつかなくなったり、根本からの立ち上がりが出ます。そのため、ふんわりとした自然なボリュームが出ます。

2つ目は、シャンプーやトリートメントに含まれるシリコンです。シリコン系のシャンプーなどをお使いの場合、髪に付着したシリコンが徐々に残っていきます。これにより徐々に髪は重くなり、最初は収まりよく感じていた質感も徐々に重くなってしまいます。スカルプクリーンブラシを使うことで、髪に残った余分なシリコンをシャンプー中のブラッシングによりしっかりと取り除くことができるので、自然な髪の状態に戻ることでふんわり感がでます。

質問3 静電気について

「髪が乾いた状態だとかなり静電気が起きるので、シャンプー時限定で使っています。」(匿名  東京都 30代女性)

「ナイロン毛なので乾いた髪へのブラッシングは静電気が起き易く、シャンプー時以外はヘアミストを併用しています。」(tokumei さん 神奈川県 50代女性)

Q 静電気が起きる、というお声がいくつかありました。何か対策はありますでしょうか?

A お風呂場内でドライの髪にブラッシングするのがおすすめです。

ナイロンブラシだけが原因ではありませんが、静電気が起こりやすいのは周知の通りです。湿度が40%を下回ると静電気が起きやすくなります。乾燥時の状態でのブラッシングは、できるだけ髪に潤いを与えてからブラシを入れることをお勧めします。例えば、水スプレーでも構いませんし、化粧水を毛先につけてからのブラッシングでも構いません。お勧めは、お風呂場内で湿度が高い状態などでドライの髪にブラッシングをするのが1番です。あとは、そのまま髪を濡らしてシャンプーブラッシングの工程に入れますのでスムーズです。

質問4 保管方法について

「使っている時は気持ちがいい程度の感覚でしたが、朝髪をとかし艶々サラサラ感が前日と全くの大違いで本当に驚きました!頭皮のケアをするのはとても大事なことだと実感し、娘たちにも使う様に薦めました^ ^ これからは洗面台へ置き鏡を見るたびに使用します!他の方も書かれている様に木の部分に穴があり紐がついていれば掛けておけていいのになぁと思いましたが使用感が抜群なので☆5のままで!」(ウサギ さん  宮城県 40代女性)

Q 使用後の保管方法はどうするのが良いでしょうか?

A 水を切っていただければOKですが、便利なアイテムを活用しても。

細菌の繁殖を防ぐためにも、しっかりと水切りしていただければと思います。もしお風呂場の換気がよくないご家庭であれば、ブラシもお風呂場から毎回持って出ることをおすすめします。一案ですが、画像のように100円均一で買える吸着シートなどをお風呂場の壁に設置することで、ブラシを吸着させておけば水切りができて少なからず衛生的には有利です。

質問5 シャンプーとの相性

「私の髪は細くて絡まりやすく、量も少ないのですが、このブラシは地肌に気持ちよく当たり、絡みにくく、とても気に入りました。ただ、シャンプーやトリートメントの時は絡まってしまうので使わないようにしています。」(匿名)

「シャンプー時にも使えるとあったので使ってみましたが、髪がキシキシいうのが気になって、今はシャンプー前のブラッシングに使っています。それでも充分気持ちがいいので、購入して良かったです。」(Kourin さん 東京都 40代女性)

Q シャンプーとの相性などはありますでしょうか?

A 髪の細さや多さによって、合うシャンプーは異なります。

泡立ちが細かいほど泡がクッションになり、頭皮への毛のあたりはソフトに感じます。例えば細い髪の人であれば、より細かい泡で指通りの良いシャンプーが合いますし、傷んだ髪の人もこれと同様です。髪の多い方や癖毛の方は、泡立ちが荒めのシャンプーの方が抵抗が少なく、ブラシが通りやすくなりますが、泡立ちの荒いシャンプーは泡持ちが良くありませんのでそこが気になります。そこで、オリエンステラでは、髪の多い方や癖毛の方には「オーガニックシャンプー genma W」をお勧めしています。トライアルセットもあるのでぜひお試しください。

質問6 髪の量や長さによる違い

「1本1本のピン?がコシがなく柔らかすぎて、ヘニャヘニャ。全然頭皮に届かないです…全然ブラッシングできないです…。」(☆はち☆111☆さん)

「毛先が丸いので痛くなく、気持ちよくブラッシングできます。シャンプー時には、髪が長いため邪魔になって生え際付近しか梳かせません。」(匿名  愛知県 40代女性)

Q ブラシが地肌に届かない、というお声がいくつかありました。毛量の多い方や髪の長い方には不向きでしょうか?

A 髪の量が多い方には、以下の手順をお試しいただければと思います。

「髪の量が多い人ほど最初の髪のぬらしが不十分になりやすい」「多くの多毛の人が太毛の場合がある」「これに癖毛などが加わるとさらにブラシが通らない」、以上が前提となり、うまくブラッシングできないという方がいらっしゃいます。そんな場合は以下の点を意識しながら、お試しいただければと思います。

1.ドライの髪の状態でまずはしっかりとブラッシングを行い、髪の毛の絡まりや頭皮の汚れを浮き立たせてからお風呂に入る。(乾いた髪の状態であればウェットの髪よりも確実にブラシは通りますので、ここでまずはブラシがちゃんと頭皮に通ることを実感してください。)

2.次に髪を湯で濡らしますが、この濡らしが頭皮まで充分にできていないとブラシは頭皮まで届きません。※髪が濡れていればシャンプーは泡立つので、頭皮までしっかり濡れていると勘違いしやすいです。できれば普段よりも1分ほど長めに濯ぐことをお勧めします。

3.次にシャンプーを付けて泡立てますが、ここでも注意です。熊手のように指を大きく開いて、なるべく手櫛で最初のブラシが入れやすい道筋を作るように指でシャンプーします。

4.泡が充分に立ったところで床を見る姿勢で、襟足から頭皮に向かって手櫛を通します。

5.その状態のままで同じ手順でブラシを入れます。多くは髪が重いので、正面を向いたままブラシを上から入れようとしたり、横から入れようとしますが、髪が濡れて重くなっているのでこれではブラシが通りません。また、写真のようにブラシを持って、横ではなく縦にブラシを入れるのがポイントです。

6.次にそのまま床を見る状態から右に向き、右側の耳あたりからブラシをつむじ方向へ入れます。

7.今度は左を向き同様にブラッシングします。

8.最後にもう一度床を向いて、正中線から髪を左右に分けてセンター部分(つむじあたり)から左右それぞれにブラシを入れて終了です。


ご使用やご購入の参考になりましたでしょうか。実はわたしも今回はじめてこのブラシを使ってみたのですが、驚いたのが使い始めたその日に効果が体感できたことでした。美容系のアイテムはすぐに効果が感じられないことで結局長続きしなかったりするのですが、このブラシの場合は使った日と使わなかった日でドライヤー後の髪の立ち上がり方に歴然とした差を感じました。もちろん個人差はあるのだと思いますが、目に見えて髪が変わることで、無理なく使い続けることができています。

今回発売となった2本セットは、1本ずつで購入するよりも少しだけお得になっていますので、贈り物としてもおすすめです。わたしも、髪のボリュームを気にしている親に贈りたいなと思っています。

このコラムを書いた人

畠田 有香

スタイルストア バイヤー

畠田 有香

ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。

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