バイヤーからのお便り

健康な身体は、健康な足指と土踏まずから

2022年05月19日更新

こんにちは、バイヤーの畠田です。みなさま、最近歩いてますか?わたしはリモートワークになってからめっきり歩く量が減ってしまい、意識的に運動しなければ……とは思いながらも、意志薄弱でなかなか続かず。体感ですが、歩く機会が減ったことで、なんとなく身体が重い、疲れやすいといった、ちょっとした身体の不調が増えたような気がします。

そんな時に思い出したのが、「指圧らくだ」や「アーチドクター」など、身体を整える道具のつくり手である内田さんから伺った「足裏を鍛えることは、体調管理につながる」というお話でした。

足指と土踏まずの重要性

みなさんの足の指は5本ともしっかりと開いて地面に接していますか?

本来は足の指はしっかりと地面に接していることが好ましく、地面に着かず浮いている状態のことを「浮指」と言うそうです。浮指になることで、地面と足が接する面積が減り、踏ん張る力が弱くなります。上手にバランスが取れないため、膝や腰などに負担をかけることになり、姿勢が悪くなったり、ひざ痛や腰痛に繋がってしまうんだとか。

また、足裏の筋肉は全身の筋肉とつながっていてるため、足指の力が弱いと身体の持っている機能が存分に発揮できないと言われています。スポーツ選手も「足指の力を鍛える」トレーニングをすることも多いんだそう。足はまさに、身体の土台となる部分なんですね。

ちなみに、昔の人と比べて、最近の子供は浮指になっていることが多いんだそうです。理由は、靴の機能性が高くなり、舗装路を歩くことが増え、裸足で歩くことが減ったから。自分の足でバランスをとる必要があまりなく、足指を使わなくても歩ける環境が整っているからこそ、身体が本来持っている機能が衰えてしまいがちです。

足裏の筋肉は加齢とともに落ちてくるため、足指でつかむ力(把持力)も弱まってしまいます。普段はあまり意識することのない足指ですが、想像以上に大事な役割を持っているんですね。

もうひとつ、足裏の持っている重要な機能が「土踏まず」の力です。

足の裏には「縦のアーチ」と「横のアーチ」がありますが、このアーチが足にかかる衝撃を吸収したり、姿勢を制御したりといった大事な役割を持っています。そのため、縦アーチと横アーチをキープすることが大切。このアーチが崩れた状態が偏平足です。

足指と土踏まず、この両方を、自宅で気軽にケアできるように、と作られたのが「アーチドクター AQ ミニ」です。ちなみにAQという名前には「年を重ねても、自分の足を使って永久(AQ)に歩き続けられる身体を作りたい」という、洒落の利いたつくり手の思いが込められています。

つくり手の内田さんによる、足指鍛えメモ。スポーツ選手のトレーニング用品を作っていることもあり、さまざまな方法をご存じです。

「足指でタオルをつかんで手繰り寄せる」など、足指を鍛える方法はいくつかありますが、都度やるのはなかなか続きませんよね。ただ歩くだけで、足指を鍛えられて、足裏のアーチを整えられる。木製なので部屋に置きすい。ケアを習慣にするために、よく考えられているアイテムです。

使い方・基本編

ただ上に乗って歩くだけでも足裏が刺激されて心地よいのですが、効果的に使う方法を尋ねました。

まずは、まっすぐ立ちます。大切なのは余計な力を抜くこと。自重をしっかりかけるためです。

次に上を歩いて、端まで進んだらそのままバックで戻ります。ポイントは、足の指にしっかりと力を入れて、尺取り虫のようにじわじわと進むこと。指を動かして、掴みながら歩くイメージです。

毎日5分~10分間くらいが目安。おすすめは、歯みがきしながらや、テレビを見ながらの「ながら」使いです。筋肉が変わってくるのは最低3週間、本当に変わるのは8週間くらいかかるそう。毎日少しづつでも、続けることが大切です。ちなみに、慣れないうちは筋肉痛になることもあります。

使い方・応用編

基本の使い方に慣れたら、応用編をどうぞ。3つほどご紹介します。

縦・横一列に二つ並べて歩く

足元を見ないで歩く

つま先立ち

普通に歩く以上に、バランス力が強化できます。最初はバランスがとれなくても、だんだんとできるようになりますよ。 転倒に気を付けてご使用くださいね。

実際に使ってみると、自重の力のおかげで、足裏を指押すよりもしっかり刺激が感じられ、程よいカーブのおかげで足指が自然と開き、心地よく感じます。身体のケアは足元から。なかなか歩く機会が少なくて、という方におすすめしたいアイテムです。

このコラムを書いた人

畠田 有香

スタイルストア バイヤー

畠田 有香

ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。

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