みんなの愛用品

刃がない「トミタ式おろし金」、すりおろし比べてみました

2023年12月19日更新

こんにちは、バイヤーの畠田です。

最近出会ったアイテムの中で、一番衝撃だったのが「トミタ式おろし金」。食材をおろすには「刃」が必要と思っていたわたしの固定観念を見事に覆してくれた一品です。

刃がないからこそ、最後まで食材をすりおろせて、怪我知らずで、洗いやすい、と良いこと尽くめ。実際の使い心地も含めてお伝えしたいと思います。

トミタ式おろし金は、食材を無駄なく使える

食材がこんなに小さくなっても怪我しないので安心。

このおろし金を使いだしてから一番便利だなと思ったポイントは、食材を最後まですりおろせるということ。わたしがすりおろす機会が特に多いのがにんにくやしょうがなどの薬味なのですが、もともと小さくて掴みにくいにんにくは、最後まで無駄なくすりおろすのは至難のわざ。小さくなった食材をおろそうとして、刃で手を傷つけてしまったという経験、みなさま一度はあるのではないでしょうか。その点、こちらは肌が当たっても怪我の心配がなく安心です。

また、おろした食材がおろし金側に残ってしまうこともあります。特にしょうがなどはひっかかりやすいですよね。残った食材をきれいにするためにおろし金用のスクレーパーなどを使う手もありますが、こちらのおろし金は指で薬味を集めることができるので別途道具は必要なし。おろした食材を無駄なく使い切ることができます。

洗う時もスポンジがひっかからず、水で流すだけできれいに。クロスで拭く時もひっかからないので、他の食器類と同じようにすっきりと洗って拭いて収納することができます。

トミタ式おろし金を使い比べてみた

怪我の心配がなく使いやすいとはいえ、刃がなくて本当に快適にすりおろせるの?と、使い心地が気になる方も多いと思います。これまで薬味をおろす時に使っていた手持ちのおろし金(EAトCO/Oros)と使い比べた率直な感想をお伝えします。

1.にんにく

まずはにんにくをおろしてみました。

左:トミタ式おろし金 右:Oros

左がトミタ式、右がOrosでおろしたものです。トミタ式の方が少し粒度が大きく、Orosの方はより細かくすりおろされている印象です。個人的には炒め物などに使うのであればトミタ式、ソースやたれに使うのであればOrosの方が良いなと思いました。

2.しょうが

続いてしょうが。

左:トミタ式おろし金 右:Oros

Orosの方は細かくすりおろされていますが、トミタ式の方は少し繊維が残っている部分がありました。しょうがのひげを断ち切るのは、どちらかというと刃があるおろし金の方が得意なようですが、トミタ式もしっかりとすりおろしできています。

3.大根

最後に大根。コンパクトなおろし金なのでたくさんの大根おろしを作るのには向きませんが、少量であれば問題なくすりおろすことができます。いずれのおろし金も縁が少し立ち上がっているので、水分もこぼれにくくなっています。

左:トミタ式おろし金 右:Oros

トミタ式の方はおろす面が平らでOrosよりも少し大きめなので、大根をおろすのはトミタ式の方がよさそうです。また、比べてみるとおろした時にも水分がでにくいように感じました。大根の場合、たくさんの量をすりおろしたい時は他のおろし金が良いかもしれませんが、焼き魚に添える分をサッとすりおろしたい」というシーンでは抜群に使い勝手が良いと思います。


以上、使い比べレポートでした。すりおろし後の仕上がりに多少の違いはありますが、いずれも薬味として使用するのに全く問題はありません。トミタ式は刃がなくて洗いやすい、Orosの場合は幅がコンパクトでツールスタンドで立てて収納しやすい、など、それぞれ便利な特徴があるので、おろし金としての機能以上にそういった点を比較してご家庭に合ったものを選んでいただくのが良いかなと感じました。おろし金にまつわるお悩みをすっきり解決してくれる一品。これからも薬味をおろす時に力を借りることになりそうです。

このコラムを書いた人

畠田 有香

スタイルストア バイヤー

畠田 有香

ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。

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