バイヤーからのお便り

天然素材で、あたたかく快適なこたつ生活を

2019年09月16日更新

台風一過の猛暑も過ぎ去り、秋の空気が感じられるようになりました。
いよいよ冬支度。当店にも寒い季節をあたたかく過ごせる商品が続々と届いています。
この度入荷した、こたつまわりの新商品をまとめてご案内いたしますね。

肌触りやわらか、天然素材100%のこたつ用毛布

当店ではシルクの国産ブランケットでお馴染みの「三井毛織」が作る、こたつ掛け毛布が新入荷しました。
こたつ用毛布というと、アクリルやポリエステルなどの化学繊維を使ったものが多い中、こちらは天然繊維100%。
綿(55%)とウール(45%)の混紡で作られています。

色はブルー、ブラック、ベージュの3色。リバーシブル仕様になっています。

糸の中にたくさん空気を含んでくれるウール。あたたかい空気は中に閉じ込めて、外の冷たい空気はシャットダウンしてくれるので、こたつの電源を入れなくても暖かさを感じられるほど保温力があります。
肌触りもやわらかで心地よく、静電気が起こりづらいというのも天然繊維ならでは。

上の写真では毛布の柄がわかりやすいように「上掛け」として使っていますが、おすすめはこたつ布団の下の「内掛け」として使うこと。
こたつは「いかに中の暖かい温度を逃がさないか」が大切です。毛布があることで、人がこたつに入った時に隙間ができづらくなるので、こたつの中の空気が逃げづらくなります。
今までよりも設定温度を弱くしても十分にあたたかく感じられるようになるため、節電にもつながりますよ。

こたつの常識を超えた、インダストリアルな雰囲気

いい意味でこたつらしからぬスマートなビジュアルが特徴的な「Nichibi Wood Works」のこたつ。香川県の家具メーカーが作っています。
新しく登場した「AL(アル)」は、ウォルナット材突板を使ったインダストリアルな雰囲気のこたつ。
オンシーズンはこたつとして、オフシーズンはテーブルとして一年を通してお使いいただけます。

Nichibi Wood Worksのこたつがすっきりと見える理由は、素材使いの上手さにあります。

こちらの「AL」の脚の素材は一見アイアンのようですが、実はアイアン調塗装を施したビーチ無垢材。木でできているんですね。
アイアン脚のテーブルはインテリアにお合わせやすく人気ですが、こたつの場合は熱を持つため、金属の脚を使うことができません。
そこで独自の塗装を施し、見た目のスタイリッシュさと、こたつとしての機能性を両立させました。

色や木目が美しいウォルナット材の質感を活かすため、テカリや光沢感を押さえた仕上げ。さながらオイル仕上げのようなマットな質感ですが、表面を薄くウレタン塗膜で保護しているため、お手入れが簡単で、水拭き・乾拭きだけでご使用頂けます。

脚の位置を少し内側に入れる、天板をあえてすこし薄めにして軽やかに見せる、などのディテールへのこだわりが、全体的にシャープに見せてくれているんだなと思います。

人気のRasmoにもウォルナットが登場

こたつテーブル:Rasmo Kurumi 105 こたつ布団:LAHTIS グレー

丸みを帯びたやわらかなデザインで人気の「Rasmo(ラスモ)」にも、新色のウォルナットが登場。
インテリアの雰囲気に合わせてお選びいただけるようになりました。

ただ身体を暖めてくれるだけではなく、家族みんなが自然と集まってくる、そんな時間を作ってくれるのはこたつの良さですよね。
生活スタイルの変化でこたつを使わないご家庭も増える昨今ですが、日本ならでは暖房器具の良さを改めて感じていただける、そんな品々です。

このコラムを書いた人

畠田 有香

スタイルストア バイヤー

畠田 有香

ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。