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ホーローの歴史を知るともっと愛着がわいてくる

2017年06月01日更新

最近人気のホーローの由来は?

長い歴史を持つホーロー

お鍋やカップ、保存容器などにホーロー製品を選ぶ人が増えています。ホーローとは、漢字で書くと琺瑯。英語ではEnamel(エナメル)と呼ばれているもの。金属の下地にガラス質の釉薬をかけ、高い温度で焼き上げるホーローの技術の誕生は紀元前。古代エジプト時代にも、ホーローの技術を使った装飾品や宗教器具などが作られていたそうです。

日本へ伝わったのは飛鳥時代

そうしたホーロー製品が日本に伝わったのは飛鳥時代。ホーロー技術が使われた仏具がシルクロード経由でもたらされたとのこと。当時のホーローは銅や銀、金などの下地にガラス質の釉薬をかけていました。

“琺瑯”という名前

“琺瑯”という名前は、インドのサンスクリット語「フ―リンカン(七宝室)」から転じたという説があります。”七宝”というのは、金・銀・瑠璃(るり)・玻璃(はり)・珊瑚(さんご)・瑪瑙(めのう)・硨磲(しゃこ)を表す言葉。瑠璃はラピスラズリを指し、玻璃は水晶や無色のガラス、硨磲は白い珊瑚の名前です。宝物を指す言葉からホーローは生れたのですね。

さまざまな場所で活躍

その後、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜の時代に、仏具や装飾品ではない”鋳物琺瑯”が誕生しました。鉄鍋のサビ止めとして、焼き物に使われるガラス質の釉薬をお鍋の内側に塗布したことが、はじまり。以来、ホーロー製品は、家庭をはじめ、病院やレストラン、料理教室に化学工場など、さまざまな場所で使われてきました。

新素材の登場で一時衰退したホーロー

そんなホーロー製品ですが、戦後プラスチックやステンレスなど安価で軽い新しい素材が入ってきたことによって、人気が衰退してしまいます。ところが近年、ホーロー製品の良さが見直されはじめました。ホーロー人気の再燃といったところです。

2種類のホーロー

その1:鋳物ホーロー

ホーローの家庭用品には大きく2種類あることをご存知ですか?1つは”鋳物(いもの)ホーロー”と呼ばれるタイプ。金属を溶かして鋳型(いがた)と呼ばれる型に流し込んで成形するもの。厚手で重いものが多く、蓄熱性に優れています。お鍋やスキレットはこちらのタイプです。

その2:鉄板ホーロー

もう1つのホーローは”鉄板ホーロー”と呼ばれるタイプ。文字通り鉄の板を成形したものなので、薄手です。軽く扱いやすいのですが、蓄熱性はあまり高くありません。保存容器やカップなどはこちらのタイプです。

ホーローの5つのメリット

人気再燃の秘密は?

ホーロー人気が再燃している昨今ですが、ホーローにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ホーローの特徴を知ることで、正しく使うことができますし、何より長持ちさせることができるはず。ここでは、ホーロー製品のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット1 耐久性が高く傷つきにくい

ホーローの第一のメリットは耐久性の高さ。鉄の表面にガラス質の釉薬をかけるホーローは、傷がつきにくく長く使うことができます。硬くつるつるしたガラス質の表面は、汚れをサッと取ることができるので清潔さもキープ。

メリット2 耐熱性があるので直火もOK

ホーローの2つ目のメリットは耐熱性。ホーローのお鍋やフライパンだけでなく、保存容器であるコンテナも直火やオーブンにかけることができ、そのままテーブルに出すことも可能。ただし、樹脂やゴム製の取っ手がついているものやフタはオーブンには使えないので要注意です。

メリット3  保温性も抜群

耐熱性に加えて保温性も高いホーロー。お鍋やケトルは、厚い鉄の下地に熱伝導率の低いガラス質のホーロー層を重ねているため、熱を逃がしにくい構造です。お料理やお湯が冷めにくいので、何度も温めなおしをしなくてもOK。ゆっくり熱が伝わる性質を活かすなら、煮込み料理がおすすめです。

メリット4 においがつかない非吸着性

4つ目のメリットにあげたいのは、非吸着性の高さ。表面がガラス質のホーローは、においうつりしないので、家庭での食品の保管をはじめ、化学薬品の取り扱いや実験・研究のアイテムに適しているのです。

メリット5 不活性なので風味が落ちにくい

そして、ガラス質には不活性という特徴も。この特徴のおかげで、ホーロー容器の中に入れたものと化学反応を起こすことがありません。そのため、常備菜など作り置きのおかずをホーローの保存容器に入れていても、風味が落ちにくいというメリットがあるのです。

ホーローの2つのデメリット

デメリット1 重さがある

続いてホーローのデメリットも考えてみましょう。まずは、重さ。鉄の下地が主流のホーロー製品は、何層にもかけるガラス質の釉薬とあいまってどうしても重たくなってしまいます。けれど、カップや保存容器などには軽いホーロー製品もありますので、ぜひ一度手に持ってみてください。

デメリット2 やや高価

安価で軽い新素材に比べ、職人の手業が必要とされるホーロー製品は、どうしても価格が高くなってしまうそう。ところが、最近の再人気を見ると、長く使えるという観点から「購入時は高価であっても使用年数で計算するとかえってお得」と考える方が増えてきているようです。

デメリット3 衝撃に弱い

ホーローに使われているガラス質は、落としたりぶつけたりといった衝撃に弱いこともデメリットの1つ。扱うときは丁寧に。金属製のタワシなどでこすり洗いをするのもNGです。

ホーロー製品を上手に使おう

調理が終わったら

ホーローのアイテムは急激な温度変化に弱いので、調理が終わった後はしばらく置いて熱を冷ましてから洗うようにしましょう。熱いお鍋に急に冷水を入れたりするとひび割れが起こることもあります。

焦げたときはどうする?

ホーローのお鍋などが焦げ付いてしまったときは、ぬるま湯を入れてしばらく放置。焦げが柔らかくなったところを、スポンジタワシなどの柔らかいもので落としましょう。落ちにくい焦げには重曹がおすすめ。上述のように金属のタワシや磨き粉などは使いません。

インテリアにも使えるホーロー製品

可愛いプランターカバーに

ホーロー製品はキッチンウェアだけでなくインテリア・アイテムとしても活躍してくれます。たとえばマグカップやピッチャーなどをプランターカバーとして使うアイデア。パステル調のミントグリーンが多肉植物とマッチしています。

使い込んだピッチャーを花瓶に

ヴィンテージ風のホーローのピッチャーを花瓶として使うアイデアも魅力的。シンプルなシルエットが、枝物の投げ入れにもなじみます。

キッチンツールをざっくり収納

こちらは北欧風のシルエットを持つジャグに、キッチンで使う道具をざっくりと収納しているアイデアです。ホーローのジャグを白でそろえて清潔感をアピールして。

掃除道具をバケツにまとめる

汚れがついても、サッときれいにすることができるホーローは、バケツの素材としても人気があります。浅型のホーローバケツに掃除道具を入れておけば、きれいにしたい場所へ持ち運べるので便利ですね。

スタイルストアで見つかるホーロー製品

ラウンドキャセロール

 

最後にスタイルストアで見つかるホーロー製品をご紹介しましょう。こちらはフランス生まれの「ラウンドキャセロール」。鋳物製造で知られるフランスの「「CHASSEUR(シャスール)」」の製品です。直径18cmのキャセロールは2人から3人分のお料理にちょうどいいサイズ。IHやオーブンにも対応しています。

キャセロールディッシュ

こちらはオーストリアのブランド「RIESS(リース)」の「キャセロールディッシュ」。大きなつまみのついているフタは、お鍋式としても使うことができます。厚手のお鍋なので、ことこと煮込むお料理におすすめ。オーブンはもちろん、食洗器にも対応しています。

ホーローケトル

料理研究家の藤井恵さんがプロデュースしている「藤井恵のKitchen Goods」シリーズには、ホーロ―製品もラインナップされています。こちらは「ホーローケトル」。クリーンな雰囲気のアイボリーのケトルは、シンプルなレトロモダンなデザインが人気。

ホーローフライパン

ホーローフライパン」も「藤井恵のKitchen Goods」シリーズの1つ。”超耐久フッ素樹脂加工”がほどこされた内側は、金属製のヘラも使用可能とのこと。使い勝手が考えられたフライパンです。

ホーローのアイテムを大事に使おう

最近注目を集めているホーローについて、その歴史やメリット・デメリットなどをまとめました。調理器具としても保存容器としても、ホーローの特徴をよく考えて丁寧に使うことで長く使うことができるでしょう。ホーローのアイテムをインテリアの中で使う海外のアイデアは、さりげない使い方がおしゃれで可愛いですね。ぜひ参考にしてみて下さい。

このコラムを書いた人

インテリアをはじめ、雑貨やファッション、アートなど美しいものが大好きです。夫と二人の息子、犬と猫と一緒に暮らしています。

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