バイヤーからのお便り

やさしくメガネを包む、KAKURAの革

2015年08月01日更新

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こんにちは、バイヤーの柳沼です。
この写真、なんのひとコマか
分かりますか?
革を手縫いしているところです。

スタイルストアでは結構な数の
ブランドの革製品を扱っていますが、
「手縫い」のものとなると、
ぐっと少なくなります。

最近のものでは、safujiのミニ長財布
部分的に手縫いで作られていますし、
Rimの押野さんの作品は、
すべて手縫いですね。

今日ご紹介する「KAKURA」も
ずっと手縫いで革小物を作り続ける
ブランドのひとつ。
当店の開店当初からお取扱いを
している、大切な仲間とも言うべき
ブランドでもあります。

「手縫い」だからできたメガネケース

コンパクトさの中に、メガネのための優しい空間

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直線的で無駄のないフォルムが
美しいKAKURAの革小物。
新作のメガネケースは、
お客さまからのオーダー品が
最初の出発点だったそうです。

上の写真で、左の赤いメガネケース、
メガネを収める袋部分が、
少しふっくらしているの、
お分かり頂けるでしょうか?

あけたところを上から見ると、
こんな風にメガネのための空間が。

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まさにここが手縫いの技が生きたところ。
革のハリをいかしつつ、
手で「つまみ縫い」をすることで、
メガネを安心して収められるような
ほどよいスペースが作られます。

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メガネケース自体は、一見
ペンケースかな?と思うほど
サイズ的にはコンパクトなのですが、
この空間があることで、
ちょっとゴツめのサングラスも
意外やすっきり収まります。

革紐を巻き込む、その所作を楽しんで

長く付き合えるケース、多分10年以上

K1DX2085

革紐をくるくる巻いて、
最後の先端は、革紐の下に
巻き込みます。

眼鏡屋さんでサービスで貰う、
パカっと開け閉めするハードケースは、
多少手荒に扱っても大丈夫そうな
頑丈さがありますが、かさばるし、
重かったり、携帯に不向きな仕様の
ものも多いですよね。

「顔の一部」とも言われる大切なメガネ。
紐をくるくる巻く、その所作を楽しんで、
使ってもらえたら、と思います。

革の風合いをいかし、極力シンプルに
仕立てられたこのケースは、
年月と共に経年変化を重ね、
壊れるような箇所もありませんから、
きっと10年も、20年も使い続ける
ことができると思います。

これはトリミング不要です

つくり手は、KAKURAの石原さん。
KAKURAの革の魅力について
伺いました。

「型押しを施さず、生涯傷も隠さない
【天然素材としての革】を
実感してもらえるもののみを使います。
命をいただいている素材だからこそ、
永く使えて愛着が湧く、そんな素材に
合うデザインが大切なんです。

何も隠さない、革を革と分かるように伝える、
革だからこそ変化していく、
育てる楽しさを感じてもらいたいです。」

商品ページでは、手縫いの様子を
動画でご覧頂けますので、ぜひ
そちらもチェックしてみてくださいね。

KAKURA/手縫いメガネケース
商品ページはこちら>>

このコラムを書いた人

柳沼 周子

スタイルストア バイヤー

柳沼 周子

大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。

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