買ってよかったもの2022

年々敏感になる肌をやさしく包んでくれた3品[買ってよかったもの2022 バイヤー加藤編]

2022年11月22日更新

こんにちは、バイヤーの加藤です。

私は主にファッションアイテムを中心にバイイングをしています。私自身が実際にさまざまなアイテムを身に着ける際に感じたことを大事にして、商品をセレクトしています。

そんな私ですが、若い頃に比べて、ちょっとしたちくちくや、蒸れや不快感を敏感に感じるようになり、何よりも「肌触りの良さ」を洋服やインナーに求めるようになってきました。自分が心地よく過ごせることを大事にする年代になったんだなと実感しています。今回ご紹介する3品は、「1日中肌ストレスを感じることなく過ごせる」と太鼓判を押せるアイテムたちです。

ちくちく感ゼロ!下腹部のスースーを撃退してくれたはらぱん

今年私はついに「はらぱん」デビューをしました。もともと冷え性で寒い間はそれなりに気を使ってきたのですが、夏に自分のお腹とお尻に触れてみると「あれ、冷たいな」と驚いたことをきっかけに、秋冬以外にも冷え対策は必要だと痛感。

暑い時期や季節の変わり目にも穿けるタイプとして、「彩りはらぱんショート」をセレクトしました。春や夏の汗ばむ時期に穿くと汗でちくちくしたり、蒸れたりしないかが一番心配だったのですが、内側がシルク、外側はメリノウール素材を使用したこちらは、肌に触れる部分がなめらかなシルクのため、一日中快適に穿くことができます。また、程よいぬくもりで、暑くないけど冷えないという絶妙な状態を保ってくれました。

夏に薄手のワンピースやボトムスでエアコンの効いた室内にいると、足先から冷気が伝わって下腹部がスースーしたり、お腹の調子が悪くなったりということがあったのですが、彩りはらぱんを穿いていればいつでもお腹とお尻はぽかぽかで快適に過ごすことができました。今の時期は、パジャマの下に着ることが多いのですが、とても気持ちよく入眠できます。

こちらのコラムにも、詳しい体験レポートを書いていますので、ご参考になれば幸いです。

初めて一日中着ることができたタートルネック

今年の9月に出会って、「これは是非皆様にご紹介したい!」と感じて今月販売を開始したのが、「kiso natural dye/テンセルカシミヤ草木染めタートルネック」です。

私はこれまでさまざまなタートルネックを試してきたのですが、首回りの不快感が気になってきました。ウール素材のものはちくちくを感じたり、また化繊の機能性インナーだと痒みを感じたり、帰宅するとすぐに脱ぎたくなってしまい、一日中着続けられたことがありませんでした。

こちらのタートルネックは、テンセル×カシミヤという、肌を刺激しにくい素材の組み合わせでできており、なめらかかつとろみのある手触りです。ブランドの開発者である安藤さんが化繊の機能性インナーを身に着けると痒みを感じる体質であることから、「自分や家族が身に着けても痒みが出ず、一日中心地よく着られるインナーを作りたい」という思いで作られただけあって、私も着替える気が起きず、初めて、帰宅後もずっと着ることができました。

また、とても柔らかく伸縮性があるので、首回りの窮屈感がゼロなのも嬉しいポイントでした。首が短い私は、タートルネックを着ると首元がうまく収まらないのですが、こちらは折り返してもくしゅくしゅとたるませても、どちらでも様になります。

厳選された素材を草木染めで仕上げているため、セーター並みのお値段にはなってしまうのですが、こちらが1枚あれば、3シーズン通してシャツやニット、カーディガンのインナーとして活躍するということを考えると、決して高いお買い物ではないと感じています。

お値段以上の価値はあると実感した、名品セーター

ファストファッションブランドからセレクトショップ、百貨店まで、デザインもお値段も様々なものが販売されるカシミヤ素材のアイテム。

リーズナブルな価格のものは、ウールと大差ない肌触りで毛玉ができやすかったり、デザインが画一的で中年世代が袖を通すとあまりおしゃれに見えなかったり、かといって尖りすぎたデザインだと長いシーズン着ることができない……と迷子になっていた私が「これだ!」と思ったのが、DRESS HERSELFの「カシミヤハイネックセーター」でした。

こちらのニットを当店でご紹介するにあたり、DRESS HERSELFのカシミヤは他とどう違うのか、個人的にも知りたいポイントだったので、かなり詳しくブランドにお聞きしました。コラムにもまとめていますが、そもそもカシミヤは採取時期や繊維の長さによって性質が違うのだそうです。DRESS HERSELFでは、厳しい冬を越した春にとれる、ひときわ細く軽いカシミヤ山羊の産毛だけを使用しているから、軽くて柔らかい極上の肌触りになるのだそう。しっかりとした厚みがありながら、ふわふわと軽く優しい肌触りはこうした原料へのこだわりから生まれているんですね。屋外では暖かく、室内では蒸れにくく、肩こり知らずでちくちく感もゼロ、こちらもずっと身にまとっていたい、ストレスフリーな着心地です。

もう一つ他のカシミヤセーターと一線を画しているのが、デザインです。前述したとおり私は首が短いのですが、こちらのセーターは首のリブを身頃まで深めに入れているため、タートルネックにも見えるデザインですが、意外にも首回りにゆとりがあります。タートルネックは窮屈で苦手だけれど、首元は冷やしたくない、そんなジレンマを解消してくれるデザインです。また、程よいゆとりのコクーンシルエットのおかげで、身長160cmの私でもダボっとせずバランスよく着ることができます。肌触りの良さとデザインの秀逸さのバランスが素晴らしく、お値段以上の価値のある逸品だと思います。

以上が、どれも決してお安い価格ではありませんが、自腹で購入して本当に良かったと思うものばかりの、「買ってよかったもの2022」でした。次はバイヤー菱倉にバトンを渡します。皆さんの「買ってよかった」も、ぜひつかい手の声で教えていただけたら嬉しいです。

このコラムを書いた人

加藤 紀子

スタイルストア バイヤー

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。

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